演技派俳優として知られている豊川悦司さんは脚本や演出としても活躍をされており、多彩な才能を発揮されていることでも有名ですが、その彼を見出したのは女優の渡辺えり子さんです。まだ売れていない当時の豊川悦司さんは、渡辺えり子さんが主宰をしている「劇団3〇〇(げきさんさんじゅうまる)」に応募されます。渡辺えり子さんは最初採用する気持ちは無かったが、すぐに豊川さんの素質を見抜いて、会ったその場で劇団入りを決定します。そして 「劇団3〇〇」の舞台が豊川悦司さんのデビューとなります。その後、テレビでも人気があった渡辺えり子さんが、テレビ局や映画関係者に豊川悦司さんを紹介するようになり、映画「君は僕を好きになる」で映画初出演、その後は爆発的に人気を博していきました。当時、渡辺えり子さんの劇団を訪ねていなかったら、豊川悦司さんはどのような人生を歩んだのでしょうか。映画界屈指の演技派俳優は、その素質を見抜いた渡辺えり子さんの力あってのこそでした。
劇団3○○(げきだんさんじゅうまる)は、もう現在はありません。