フランダースの犬がベルギーより日本の方が人気が高いという謎!

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ベルギーの人は知らないフランダースの犬

フランダースの犬は1872年にイギリスの作家ウィーダによって書かれた名作です。日本では大正時代から知られており、国民に読み継がれてきました。そしてアニメとしてTVで放送されると爆発的な大ヒットとなります。当時の平均視聴率はなんと25%。最終回は30%を記録するなど歴史的快挙を成し遂げました。その結果、ヨーロッパ旅行がキンキとなり、ベルギーのアントワープの大聖堂が観光コースの一つになったほどです。日本のファンである旅行者は、現地に着くなりパトラッシュの故郷探しを開始。現地の人に尋ねるが、現地の方は誰もフランダースの犬を知らないと言った現象が起こりました。

いまではネロとパトラッシュの記念像が建てられ観光名所となりましたが、日本での人気がとてつもなく大きかったことが分かります。しかし、日本で有名になったこの名作はなぜ地元ベルギーでは知られていなかったのでしょうか。原因はよくわかっていませんが、これにはストーリー性が関係していると言われています。フランダースの犬は運命に翻弄された主人公が苦境を乗り越えながらも悲しい最後を迎えます。欧米諸国では早い段階から子供は自立を目指す方針であり、教育観や世界観が違っているのです。ヨーロッパの人が見ると当たり前でごく自然な世界観でも、日本人からすると小さな子が苦境を乗り越えて頑張って生きるシーンが心を動かすものがあるのでしょう。

ちなみにハリウッドでリメイクされたバージョンでは、ラストシーンがハッピーエンドに変わっており、日本人にはとても評判が悪かったようです。日本人は根っからのネガティブ気質なのかもしれませんね。

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