歌手で俳優の泉谷しげるが27日、都内で行われた、映画「僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンがうまい。」の劇場舞台あいさつに出席した。
富山県射水市で撮影された、高校生3人組の挫折と成長を描いたハートフルコメディーとなっている同作。
「介護が必要になってます。皆さん介護をよろしくお願いします」と笑わせ登場した泉谷は、同作の長めなタイトルに、「覚えたくない。覚えられない」と話し、監督の本多繁勝氏も「本当にまだ覚えてないようで」と苦笑いをした。
同作へのオファーを受けた時を振り返り、「正直に申しますと、温泉は興味ないし、猫舌なんでラーメン食べないし。何の冷やかしかと思った」と話した泉谷。続けて「途中で死ぬし、いたずらされるし。あの町の笑いものになってるじゃないですか。一生の不覚」と役についても本音を漏らした。
それでも泉谷は「まあ良い映画になってますとね」と評価し、会場からは拍手が鳴ったが、「てんぐになるんじゃねえぞ。調子に乗るんじゃねえぞ」と本多氏にくぎを刺し会場からは再び笑いが起きた。