カナダ出身の男性シンガーソングライターのザ・ウィークエンド(33)が「ザ・ウィークエンドを葬って」本名に戻したいと考えているようだ。現在、「カタルシス(浄化)の道」を歩んでいるというザ・ウィークエンド、今後は自分の分身ザ・ウィークエンドと本名のエイベル・テスフェイを行き来するつもりだそうで、次のアルバムがザ・ウィークエンド名義での最後の作品になると考えているという。
ザ・ウィークエンドはW誌にこう語っている 「今僕はカタルシスの道を歩んでいるんだ」「ザ・ウィークエンドの章を閉じる準備をする場所と時期に差し掛かっている。エイベルとして、あるいはザ・ウィークエンドとして、まだ音楽を作るつもりだ。でも、僕はザ・ウィークエンドを葬りたい。そして、そうするつもりだ。いずれはね。僕は間違いなく、その皮を脱いで生まれ変わろうとしている」「今取り組んでいるアルバムは、おそらくザ・ウィークエンドとしての最後の花道、これは僕がやらなければならないことなんだ。ウィークエンドとして、言えることは全て言ってしまったよ」
またキャリアをスタートさせた時には有名になりたいと思ったことはなかったという。「僕はいつもアンチヒーローだったんだ。キャリアの最初の頃は、自分を全く見せなかった。有名になりたくなかったんだ。最初の2年間は、誰も僕の顔を知らなかった」
しかし、「ザ・ウィークエンド以外誰も持っていない」その特徴的な大きな髪が「障害物」となったそうで、「ついに切ろうと思ったとき、みんなが『やめとけ!』って言った。だから余計に切りたくなった。あの髪型が自分のアイデンティティと化していたから、切るしかなかったんだ。それだけで知られるのは嫌だった」と当時を振り返った。
(BANG Media International/よろず〜ニュース)