WBC中国戦中継 TBS南波アナ「人生で一番緊張。夢のような試合だった」WBC実況のためNHK退局

 9日に東京ドームで行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の「開幕戦 日本VS中国」を中継したTBS。午後8時9分〜11時)の平均世帯視聴率は41・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で今年の全番組で最高を記録した。実況した南波雅俊アナウンサーはWBCの実況をするため、2020年にNHKから同局へ転職したという異色の経歴。国際大会では初の実況担当となった。局を通じて10日、コメントを出した。

▽南波アナのコメント

 WBCの開幕戦という舞台。私にとっても夢のような試合でした。日本中が楽しみにしている試合だからこそ、実況が前に出るのではなく、選手たちのプレーを最優先に伝えるということを強く肝に命じて臨みました。

 プロとしてお恥ずかしいですが、正直な気持ちとして、人生で一番緊張しました。

 オンエアの1分前には、心拍数が一気に上がりました。これまでの放送で経験したことがないくらいのプレッシャーを感じました。覚悟を決めて喋り出してからは、あっという間の4時間でした。放送後は、興奮が覚めず、昨夜もほとんど寝られないくらいでした。

 力み倒して、お聞き苦しいところもあったかと思いますが、これを糧に、視聴者の皆さんが楽しみにしている試合を、最大限伝えられるアナウンサーになるべく、日々の取材や実況のトレーニングを積み重ねていく決意です。

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