33歳、年収2400万円から53歳で人生転落 路上生活しながら62歳で“大型新人”として作家デビューで一発逆転

33歳、年収2400万円から53歳で人生転落 路上生活しながら62歳で“大型新人”として作家デビューで一発逆転

8日放送の『激レアさんを連れてきた。』でメディアに初出演した赤松利市氏

(ORICON NEWS)

 2018年『藻屑蟹(もくずがに)』で第1回大藪春彦新人賞を受賞し、同作で弊社より小説家デビューを果たした赤松利市氏が、8日放送のテレビ朝日系バラエティー『激レアさんを連れてきた。』(後11:15)で「62歳で路上生活しながら小説を書き、めっちゃデカい賞を獲って作家デビューした人」として、映像メディア初出演を果たした。

 人は、余りにもレアすぎる状況に遭遇したとき、いったいどのような行動をし、どんな対処法をとるのか。番組では、実際に“激レア”な体験をした人=激レアさんを“研究サンプル”として採集してスタジオに招き、その体験談をひもといていく。

 アカマツさん(赤松氏)は、5年前まで公園での路上生活を余儀なくされていたのだが、そんな中、いきなり住所不定の大型新人として、作家デビューを果たす。いったい、アカマツさんに何があったのか。

 そもそもアカマツさんは、幼い頃から読書が大好きで、学生時代にはラブレターの代筆、読書感想文で県から表彰など、確かな文才を持っている人物。しかし、自分の才能にまったく気付かぬまま年を重ねてきたのだ。学生時代を終えたアカマツさんは、小説家とかけ離れた一般企業に就職し、33歳で独立。当時、年収は2400万円と順風満帆に過ごしていたが、酒と女と本に溺れてしまう。

 やがてこの時に、文才があふれて止まらない出来事が。そして、アカマツさんが53歳の時に、金と色に溺れる毎日を送ったことが災いし、人生は転落する。社長の解任、家庭崩壊と、どん底の生活に。もはや唯一の楽しみは本を読むことだけとなったアカマツさんだが、長年本を読み続けた結果、少し変わった能力が身に付いていた。また、わずかな所持金ながら「本を読むのに屋根なんているか?」との思いで、まさかの行動に出る。

 こうして、住所不定のままアルバイトで日銭を稼ぐ生活がスタートするが、ここでも数々のハプニングが。年齢も61歳になり、身も心もボロボロになったアカマツさんだが、一念発起し、一発逆転の人生が待っていた…という内容だった。

 赤松氏は、1956年、香川県生まれ。2018年『藻屑蟹』(徳間書店)で第1回大藪春彦新人賞を受賞しデビュー。20年『犬』(徳間書店)で第22回大藪春彦賞を受賞した。他の著書に、『鯖』(徳間書店)、『らんちう』(双葉社)、『ボダ子』(新潮社)、『純子』(双葉社)、『女童』(光文社)、『アウターライズ』(中央公論新社)、『饗宴』(小学館)、『エレジー』(光文社)、『東京棄民』(講談社文庫)、エッセイに『下級国民A』(CCCメディアハウス)があり、7月には徳間書店より最新刊『救い難き人』が発売される予定となっている。

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