韓国・梨泰院雑踏事故の一因? 群集心理の恐ろしさ共通する「ミスト」を有村昆が紹介

韓国・梨泰院雑踏事故の一因? 群集心理の恐ろしさ共通する「ミスト」を有村昆が紹介

群集心理の恐怖を指摘した有村昆

(東スポWEB)

 どうも! 有村昆です。韓国ソウルの繁華街・梨泰院で若者たちが狭い路地で折り重なるようにして倒れ、日本人2人を含む156人が亡くなるという痛ましい雑踏事故が起きました。

 今回の事故については路地に並ぶ飲食店の違法建築、警察による警備の不備なども指摘されています。また、一部の若者の「押せ!」などとあおるような言動があったという証言もあります。1か所に多くの人が密集することにより、何らかの群集心理が働いたのかもしれません。

 今回は群集心理の恐ろしさを描いた2008年公開の映画「ミスト」を紹介します。モダンホラーの帝王と言われている原作者のスティーブン・キングとフランク・ダラボン監督が「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いてコンビを組んだパニックミステリーです。

 ストーリーを簡単に説明すると、主人公のデヴィットが嵐の翌日に息子と一緒にスーパーに買い出しに行きます。すると周囲は濃い霧に包まれ、霧の中に謎の危険な生物がいるということでスーパーの中に閉じ込められてしまいます。

 こう話すと人間対危険生物と思ってしまうんですが、閉じ込められたスーパーという閉鎖空間で人間対人間の争いが起きてしまうんですね。

 まず中に残るという人と外に逃げようとする人で意見が対立して争うようになります。次第に極限状態に追い詰められていくなかで狂信者の女性が不安をあおり、洗脳された人たちは常軌を逸した行動を取っていって…。霧や危険生物の怖さ以上に群集心理を使って「結局、人間が一番怖いよね」というのをうまく表現しています。ラストには衝撃の結末が待っていますのでぜひ、本編をご覧ください。

 日本の警察はハロウィーンの時、厳戒態勢を敷いて大きな混乱はありませんでしたが、警備にも限界がありますから、自分の身は自分で守ることが大切です。映画の中でも他人の意見に振り回される人より、自分で未来を決める人が運命を変えていく姿が描かれています。映画「ミスト」から学ぶべきものは多そうです。 

 ☆ありむら・こん 1976年7月2日生まれ。マレーシア出身。玉川大学文学部芸術学科卒業。ローカル局のラジオDJからキャリアをスタートさせ、その後映画コメンテーターとしてテレビ番組やイベントに引っ張りだこに。最新作からB級映画まで年間500本の作品を鑑賞。ユーチューブチャンネル「有村昆のシネマラボ」で紹介している。

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