川崎麻世、持病抱えながらも還暦パーティーで絶唱「それでも僕は歌が好きです」

川崎麻世、持病抱えながらも還暦パーティーで絶唱「それでも僕は歌が好きです」

『MAYO KAWASAKI 還暦 Dinner Party 60GG supported by 築地 秀徳』を開催した川崎麻世 (C)ORICON NewS inc.

(ORICON NEWS)

 俳優の川崎麻世(60)が1日、東京・リーガロイヤルホテル東京にて、還暦パーティー『MAYO KAWASAKI 還暦 Dinner Party 60GG supported by 築地 秀徳』を開催。デビュー曲「ラブショック」をはじめ、全10曲を熱唱するなど、ファンとともに60歳の誕生日を盛大に祝った。

 川崎は「ディスイズマイラブ」を歌いながら、客席後方から登場。足を運んだ約400人のファンや関係者とコミュニケーションを取りつつ、ステージに上がるとキレのあるダンスも披露した。歌唱後には「還暦になりました、川崎麻世です」とあいさつし、「芸能界に13歳で入りまして、あっという間の47年。平日の夜にこれだけのお客様、仲間が集ってくださって、本当に感謝しております」と思いを伝えた。

 乾杯の音頭を取ったのは、プライベートでも親交があるという浅丘ルリ子。「いつまでも輝き続けてください」と赤ワインを掲げた。この日は還暦パーティーということで、“赤”のドレスコードが設けられており、客席には赤いサイリウムが躍り、川崎は真紅のタキシードを身にまとっていた。

 2021年に公表した機能性発声障害にも触れ、「それでも僕は歌が好きです。なので、きょうは歌わせてください」と語る川崎。客席はその真摯な言葉を受け止め、「聴いてください、『マイウェイ』」という川崎の曲振りにも拍手で応えたが、直後に「(曲が)違いました(笑)。これが60歳かぁ…」と訂正が入り、再び会場は和やかな空気に包まれた。

 その後の「想い出のサンフランシスコ」では伸びやかなボーカルワークを、「マイウェイ」では気迫すらも感じるパワフルな歌声を披露。トークとのギャップでも魅了していった。

 中盤では、会場に駆けつけた俳優仲間が続々と紹介され、思い思いに祝福の言葉を伝えた。その後、ステージには誕生日ケーキが運ばれてきたが、川崎はこのケーキが「靴の空き箱と100均の道具で作りました」と自身の手によって作成したニセモノであることを告白。「コロナの影響で、大きなケーキを買っても、みなさんに食べていただけないそうなんです。だったら、自分で作って楽しんでいただこうと」と思いを明かした。

 友人あいさつ後に、近藤真彦が祝福に駆けつけるというサプライズも挟みつつ、「アルバムはそのままで」を歌唱した際には、改めて来場者全員に感謝。

 「ずっと支えてきてくださったみなさんの愛情がなければ、そして情熱がなければやってこられなかった」とし、「自分の可能性はまだまだあるんだと思ってやってきた毎日です。いつもみなさんの愛情を受け止めて、感じております。その与えてくれた愛情を裏切らないよう、これからも頑張ってまいります」と決意を込めた。

 アンコールでは「無条件」を披露し、さらに会場の一体感を高める。そして最後に「ありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします!」と力いっぱい叫び、イベントを締めくくった。

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