小原ブラス、故郷ロシアのウクライナ侵攻「かなり綿密に昔から準備してきたのでは」と分析

 ロシア生まれのコラムニスト・小原ブラス(29)が、22日放送の読売テレビ「あさパラS」(土曜前9・25)に生出演。ロシアのウクライナ侵攻に言及した。

 番組ではロシアがマリウポリを侵攻したのではなく「解放」に成功したと国内で報じていると紹介。小原もロシアのニュースではマリウポリの住民にインタビューをし「ウクライナ軍から助けてくれて、ありがとう」と言わせていると明かした。

 

 その理由として「ロシアの国民から見て、侵略してると思われたら(ロシア政府は)国民に支持してもらえない。そこは“かわいそうなウクライナの人たちをロシアが助けなければならない”という方向性で報じている」と分析した。

 

 そして「今の日本の人からしたら、ウクライナはナチスに支配されているなんて時代錯誤に感じるが、8年以上前からロシア国内ではちょっとずつこういった情報を出していた」と政府が情報操作をしていたと指摘。「だから、軍事作戦自体も急にプーチンが健康不安になったからおかしくなってやっちゃったというよりも、僕はかなり綿密に昔から準備してきてたんじゃないかと」と持論を述べた。

 だからこそ「国民も普通に考えたらおかしいと気づくことなんだけど、長い期間をかけて準備されたプロパガンダを見ると、だまされてしまう」とロシア国民がおかれた現状を口にした。

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