「第38回しものせき海峡まつり」が2日、山口県下関市唐戸地区で始まった。初日は、壇ノ浦の戦い(1185年)で敗れ、幼くして入水した安徳天皇や平家一門をしのぶ追悼祭が、赤間神宮で営まれた。
本殿で神事があり、平家の子孫らゆかりの人たちでつくる「全国平家会」の野崎浩会長(福岡県)ら25人が、神前に玉串をささげた。一堂に会しての追悼祭は4年ぶりで、野崎会長は「人が集って良い奉納ができた」と話した。その後、近くの平家一門の墓に参拝した。
筑前琵琶の奉納演奏もあり、奏者が哀調を帯びた調べに乗せて、平家物語の一節を語った。
3日は、安徳天皇をしのぶ先帝祭が行われ、4年ぶりに