女優吉岡里帆(30)が16日、東京都内で行われた第32回日本映画批評家大賞授賞式に出席した。「島守の塔」で助演女優賞を受賞した吉岡は「名誉ある賞をいただき、うれしく思っています」と喜びを語った。
第二次世界大戦で沖縄を舞台に命の尊さを描いた同作。戦時下の女性をリアルに演じた吉岡は「題材がとても難しい戦争の物語。撮影に入る前、自分自身が無知であることを痛感した」とし、語り部と一緒に行動して一つ一つ学んで撮影に臨んだという。
さらに「口コミだったり、共鳴していただくような気持ちによって支えられた映画なのかな。平和な国である日本をこれから新しい世代としても守っていかないといけない。そういう気持ちが込められた大切な作品でした」と振り返った。