中村扇雀 国立劇場一時閉館前最後の歌舞伎鑑賞教室で親子共演「1人でも多くの学生さんに歌舞伎の魅力伝えたい」

中村扇雀 国立劇場一時閉館前最後の歌舞伎鑑賞教室で親子共演「1人でも多くの学生さんに歌舞伎の魅力伝えたい」

 6月歌舞伎鑑賞教室「日本振袖始−八岐大蛇と素戔嗚尊−」に出演する中村扇雀(右)と中村虎之介

(デイリースポーツ)

 歌舞伎俳優の中村扇雀(62)と、扇雀の長男・中村虎之介(25)が24日、都内で国立劇場の歌舞伎鑑賞教室「日本振袖始−八岐大蛇と素戔嗚尊−」(6月2−24日・国立劇場)の取材会に出席した。

 同劇場では、開場翌年の1967年から中・高校生の芸術鑑賞の機会として歌舞伎鑑賞教室を開催。本作は、10月に再整備による一時閉館を前に「初代国立劇場さよなら公演」として上演される。

 演目を選ぶにあたり「日本振袖始−」は扇雀、虎之介とも思いが一致して実現。扇雀は「1人でも多くの学生さん、子供たちに歌舞伎の魅力を伝えたい」と意気込みを語った上で「歌舞伎独特の持っている要素がたくさん含まれているので、そこに触れてもらうのがとても大事かな」と魅力を話した。

 素戔嗚尊役として出演する虎之介は、自身にとって4度目となる観衆への解説「歌舞伎のみかた」も担当。「総まとめなので最新技術も詰め込んでスペクタクルエンターテインメントにしたい」と話し「言葉の意味も含めてすべてを理解するのは難しいですが、まずは視覚的、そして音や隈取りなどを楽しんでもらえれば。日本伝統の美しさを肌で感じてもらうのが一番大事ではないか。僕が見たときも同じことを感じたので、学生の方々にも同じことを思ってほしい」と意気込んでいた。

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