フジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」は25日、ウクライナに侵攻するロシア軍の戦車に描かれるなどし、ロシア側でよく見られるようになった「Z」の文字について特集した。
番組では、18日に行われた「クリミア併合8周年」のイベント会場で出演者の服装などに「Z」が描かれていたことや、ロシア独立系メディアが発信した、「Z」の文字が描かれた服を着て踊る子供たちの映像などを紹介した。
ロシアを中心とする国際政治学者で筑波大学の中村逸郎教授はVTRで「昔からあるソ連軍のマークではない」と解説。2月24日にウクライナ侵攻が始まった後に広まった文字だという。
同日、スタジオ出演もした中村教授は「Zっていうのは非常に縁起の良い言葉」と説明。Zを使った「ZA」というのは、健康や幸せを祝うときに使う最初の言葉だと解説した。
ロシア語のキリル文字33字の中には「Z」はないが、ロシア軍の存在を見せるため外国にも分かるように、外国圏で認知の高い”Z”を使用しているのではと中村教授は見解を示した。ロシアの謎の文字”Z”とは?