演歌歌手、一条貫太(26)が23日、東京・文京区の湯島天神で、24日発売のデビュー5周年記念曲「男の漁場」のヒット祈願と歌唱奉納を行い、境内に集まったファンに力強い歌声を届け喜ばせた。
立正大経済学部卒で学生時代はパン店でアルバイト。その経験を基に、店主の協力を仰いで今も時折パンを作り、この日も関係者らに自ら作った「貫太」の焼き印入りアンパンを配った。本人の顔は、笑うとアニメの「アンパンマン」そっくりだ。
「ファンイベントなどのときに作って1個(税込み)250円で売っています。クリームパンなども作れます」とニッコリ。パン作りも得意な男性の演歌歌手は珍しいだけに、5周年をきっかけに活動範囲を広げそう。 尊敬する歌手は所属事務所の大先輩でもある鳥羽一郎(71)や大御所、北島三郎(86)。「お2人のように温かみのある歌手になりたい。年の暮れにも活躍できるよう地道に頑張りたい」と語り、日本レコード大賞やNHK紅白歌合戦の出場が夢という。
「鳥羽さんのように漁師出身ではなく魚釣りもしませんが、魚も大好物です。中でもウナギが大好きです」と顔をほころばせ、「ウナギだけに、ウナギ上りのヒットを目指したい」とダジャレで締めた。アンパンマンのように広く親しまれる歌手を目指す。