4人組人気ガールズユニット「ももいろクローバーZ」が17日、東京・国立代々木第一体育館で「ももいろクローバーZ 結成 15周年記念ライブ 代々木無限大記念日」を開いた。前日の16日と合わせて2日間の公演で2万1532人のモノノフが集結、メンバーとともに節目を祝った。
2008年の代々木公園・けやき通りで路上ライブをスタート。あれから15年―。17日はちょうど結成記念日となり、ほぼ同じ場所での原点に返った。リーダーの百田夏菜子(28)は「たくさんの方に『おめでとう!』って言っていただけて、15周年って実感があまりなかったんですけど、すごい沸いてきました」と目を輝かせた。
ライブはデビューシングル「行くぜっ!怪盗少女―ZZ ver.―」で開幕。今回の公演は単独ライブでの声出しが解禁となり、会場は3年ぶりに”モノノフ”(ももクロファンの呼称)の大歓声が鳴り響いた。
昨年結婚し、メンバー唯一の既婚者となった高城れに(29)は「結婚しても、子どもを産んでも続けられるグループでいようねとは言ってたけど、ハッキリした数字を掲げたことがなかった。自分自身、15周年ってことにビックリしてます」と語った。高城の結婚について玉井詩織(27)は「(高城が)年長なので上からいってくれてうれしい」と笑わせた。
終盤には、メンバー4人が作詞とタイトルを手がけた15周年配信シングル第2弾「ヒカリミチ」を初披露。ももクロの「過去」「現在」「未来」を描いたバラード調の楽曲をしっとりと聴かせた。ラストは「あの空へ向かって」を熱唱。全23曲を届け、約3時間を完全燃焼して15周年を締めくくった。