演歌歌手の三山ひろし(41)が25日、大阪市内で「三山ひろし特別公演」(5月20〜31日、大阪新歌舞伎座)の取材会を開催した。
同公演は、第一部が江戸時代の大阪の町火消の人情物語を描いた舞台「いごっそう纏 天まで届け!!」、第二部が歌謡ショー「みやまつり2022」の2本立てになっている。
三山は3年ぶりとなる座長舞台について「お芝居と歌の両方見れるのが新歌舞伎座のステージの魅力。やっとできるのはうれしい。お芝居でお世話になった役者さんとも久しぶりに会える。ワクワクとドキドキで楽しみが止まらない」とニッコリ。「座長にはまだ早いという時から、新歌舞伎座さんには劇場公演をさせていただいた。この御恩をお返ししたい。お客様に心の洗濯をしてもらえるような舞台にしたい」と意気込んだ。
芝居のタイトルにある「いごっそう」というのは、三山の故郷・高知の方言で「一本気、頑固で気骨がある男」といった意味を持つ。三山自身、「やりだしたら最後までやり切る。できないことは言わない。高知の人に多いですけど、僕も完全に『いごっそう』です」という。
そんな性格は趣味にも表れている。紅白歌合戦でのけん玉ギネス記録挑戦は有名だが、包丁研ぎ、カブトムシの飼育など趣味は多彩だ。最近はテレビ番組の企画がきっかけで始めた落語にも力を入れている。
三山は「自分の本道は歌。道がそれた時も一生懸命それていけば、そこで得るものがある。三山ひろしという木のいい栄養分になると思う。いつもどんなことでも一生懸命、突き詰めて、研究をすることを心がけている。できないことはやらない。いごっそうなんです」と語った。