“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)は3月7日、第9話が放送される。
<※以下、ネタバレ有>
第9話は「八代将軍吉宗・水野祐之進編」。徳川吉宗(冨永愛)は江戸で発生した「赤面疱瘡」に効くかもしれないと“ある物”を試してみるが、敗北に終わる。この一件に責任を感じた水野祐之進(中島裕翔)の訴えにより、吉宗は大きな決断を下すことに。それと同時に、吉宗の悩みは長女・家重(三浦透子)のこと。家重は体を思うように動かせないイラ立ちから、周囲を困らせることが多かった。そんな中、新たに家重の小姓となった龍(當真あみ)は将棋で“あること”に気づく…という展開。
第8話(2月28日)後半は「小石川養生所」が誕生、水野が1人も赤面疱瘡の出ていない村を発見。悲劇の「五代将軍綱吉・右衛門佐編」から一転、“胸熱”の展開となった。
原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などの漫画家・よしながふみ氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。
過去計3度、ドラマ化や映画化されたが、今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄〜サイコな2人〜」などの森下佳子氏。主題歌はシンガー・ソングライター、幾田りらが新曲「蒲公英」(たんぽぽ)を書き下ろした。