同作は、現代に生きる“忍者の末裔（まつえい）”の夫婦を描くラブコメディー。「超実力主義」甲賀忍者の妻・草刈蛍（菜々緒）と、「超保守的」な伊賀忍者の夫・草刈悟郎（鈴木）が、離婚の危機に直面しながら特殊任務に励み、互いの正体を疑いはじめるというストーリーとなっている。
今回、瀧本が演じる山田は、蛍が属する甲賀忍者の諜報部員で重要な任務をつかさどっている。山田役は、これまで毎話豪華キャストが山田役を演じ、本作を盛り上げている。第1話に広瀬アリス、第2話に遠藤憲一、第3話に板垣李光人、第4話にくっきー！、第5話に片寄涼太が出演。続く第6話に斉藤由貴、第7話に船越英一郎、第8話に上白石萌音、第9話に瀧本美織が登場した。
第10話で、竜兵（古田新太）がアパート玄関のドアを開けると、猫を抱いた男が立っていた。猫探偵の山田（松下）が「ご依頼の猫ちゃん、見つかりました！」と語ると、合い言葉だと察した竜兵は「依頼したのは“アライグマ”だ」と回答。「それは合理的ではないですね」（山田）、「（鼻がムズムズし）俺、猫アレルギーなんだよ」（竜兵）などとやり取りを重ね、合言葉が合致したことを確認した。
竜兵の「手短に頼む」という言葉を受け、山田は「御意。伊賀が月乃家の跡継ぎを探しています」と状況を説明する。「それは『赤巻殺しの容疑者を』じゃなくて、『月乃家の娘を』ってことか？」と竜兵が語ると、山田は「はい。それと抜刀許可が出たそうなので、くれぐれもお気をつけて」と注意を促した。
山田が会釈して去ろうとすると、雀（山本舞香）と宇良（藤原大祐）が帰って来る。雀が「あっ、猫ちゃんだ♪」と声をかけると、山田「猫のためなら、どんな依頼でもお受けします」と、名刺を雀に渡す。名刺には「探偵事務所 上水流エージェンシー 山田伸彦」と記載されている。名刺を見た宇良は「あっ、例の山田さんっ!?」と見るも、猫探偵の山田は既に姿を消していた。
