この日の配信では、10月29日に死去したX JAPANのベーシスト・HEATHさん(享年55)への思いを約1時間にわたって吐露。「頭の中が回らないよ…。頑張ってるよ、オレ」と複雑な胸中を口にしつつ、「メモリアルコンサートは、もちろんたぶん…もっと先になると思うけど。やっぱり、みんないろんな考えがあるから、それを全部聞き入れて。今できる、自分が思う、最善のことをするしかない。やっぱり、1秒前には戻れないし、1年前には戻れないし。まぁね、1年前、この番組にHEATHがいたのでね」とコメント。
訃報を受け取った経緯などを涙ながらに伝えながら、「僕らって、どこまでがみんなの前にいる、表に出ている、ステージに出ているアーティストであり…その境目がわからなくなるよね。その中でも、HEATHはステージにいるHEATHとして旅立ったのだな」と言葉に力を込めた。
そして「今晩発表された献花式、もし参加していただけるのであれば見送っていただいて。また、親族の方と話して、違う場を作れると思うし」と呼びかけた。
「日本に来て、すぐ言われたのは明るく送ってほしいと。YOSHIKIさんにまかせましたと」と、HEATHさんからの言葉を受け取ったことも明かされたが、その言葉を受け、終盤ではスタッフ陣から「明るくいきましょう」と、きょう58歳の誕生日を迎えたYOSHIKIにバースデーケーキが贈られた。
しかし実際にケーキが運び込まれると、「でも僕、ダイエットが…」と苦笑い。「機内食にラーメンがあるんだけど、今回の来日のときにも食べなかった。ラーメン、大好きなんですよ。ずっと食べられる状況下で10時間。そんな状態で座っていられる?それでも食べなかったんだよ」とフライト中の苦悩も明かし、笑いを誘う。
そして「それくらいステージに立つための準備をしてきた」と言い、「ここでケーキを食べたら水の泡になってしまうんじゃないか…」とためらう。だが、「でもいいよ。アイスクリームは食べちゃった」とし、しっかりとオチを付けた。
その後、DAIGO、清春、紀里谷和明、Hi-STANDARDの難波章浩、小泉孝太郎、Beverly、武尊、ハラミちゃん、ひろゆき、ヒカル、山口裕子、ぺこぱ、BAND-MAIDの小鳩ミク、XY、トラヴィス・ペイン、スコーピオンズのクラウス・マイネといった多彩な顔ぶれからの祝福メッセージも放映。YOSHIKIは1つひとつの言葉をかみ締めながら、笑顔を見せた。