結成わずか1年でバンドの全国大会で優勝、結成2年でインディーズデビューをし、ライブのチケットも即完売するなど飛ぶ鳥を落とす勢いのまま2009年に超大手レーベル「Sony Music」からメジャーデビューするなど順風満帆だった。
だが、デビューシングル「深呼吸」は大人気アニメ「NARUTO」の主題歌に抜てきされたものの、オリコン最高57位。続く2ndシングル「二つの旅路」は197位とセールスが伸び悩んだ。さらに期待に応えようと自分たちの音楽を見失うなど、思うような結果を残すことはできなかった。
それにより2011年に事実上解雇され、ゼロからの再出発となった。そこから自分たちの力だけで全国のライブハウスを渡り歩き、もう一度“やりたい”と思う音楽に向き合った。その結果、2018年にインディーズバンドとして日本武道館単独ライブを開催するなど、輝きを取り戻していった。そして2020年に一度クビになった「Sony Music」とメジャー再契約を勝ち取った。
この大逆転劇にMCの中居正広が「メジャー再契約するときに、また同じことを繰り返すかもしれないとかっていうのも…」と口にすると、ボーカル・渋谷龍太は「繰り返す心配っていうのは正直なかった」ときっぱり。
その理由について「その当時と比べて自分たちでいろいろやってきたっていうことと、それはたくさんの人に支えられてきて、そこまでやってきったいうような自覚があった。自分たちの完全に軸ができてた」と明かした。
また、「Sony Music」と再契約した理由については、お世話になっていた同社の社員の誘いがありつつ「もう1回メジャーに、しかもクビになったところに戻るっていうのは、ほかの人はやっていないなと思って。一個、自分たちの活動がドラマにならなかったらおもしろくないと思った。だとしたら、もっと規模が大きくなって、いろんな人と喜べるんじゃないかと思って(メジャーに)戻ろうかなと思って」と語った。