■政略結婚からはじまる運命のラブストーリー
同作は、シリーズ累計発行部数が650万部(※コミック、電子書籍の数字含む／2022年12月現在)を突破した同名小説が原作。
名家に生まれながらも家族に虐げられてきたがゆえに自信のないヒロイン・斎森美世(今田)は、ある日、名家の当主・久堂清霞(目黒)と結婚することを命じられる。清霞はその美貌とは裏腹に、性格は冷酷無慈悲という悪評の主だったが、次第に2人は心を通わせていく。そんな2人の前に、越えがたい障壁が現れる、という政略結婚からはじまる運命のラブストーリーが描かれる。
■大西流星「湯を沸かす異能が一番かっこよかった」
舞台あいさつでは、公式SNS上で募集し寄せられた質問に回答することに。司会から「5万問くらいきていました」と紹介され「よし、5万全部いきましょう」と気合いを入れる目黒に、キャスト陣からも会場からも笑いがこぼれた。
最初の質問は、「自分以外で演じてみたい役はあるか」というもの。この質問に目黒は「(渡邊演じる)鶴木新ですね」と回答し「清霞は清霞なりの気持ちがあるんですけど、新は新なりの気持ちがあって。守りたいという気持ちは同じだけど、そのやり方や表現の仕方が違うので、そんな新を演じてみたい」と理由を明かした。
続く今田は「私は清霞です。だって一番かっこいいじゃないですか」とチョイス。目黒は「髪の毛長いですし、そのまま(清霞役に)いけますね」と返し、今田を笑わせていた。
大西も清霞だと言い、「アクションシーンがすごいかっこよかったし、いろんな異能を披露するんですけど、湯を沸かす異能が一番かっこよかったなって。挑戦してみたいなと思って」と笑顔。さらに大西は「追い焚き待たなくていいですもんね」と小ボケを挟み、会場を和ませていた。
■苦労したシーンや最近の“幸せ”を明かす
「一番苦労したシーンは？」という質問には、目黒は舞鶴で撮影した戦闘シーンをあげ、「撮影チーム全体の苦労だったんですけど、めちゃくちゃ雪が降っていたので、スタッフの皆さんが雪かきから始めて戦いの場所を作ってくださって。スタッフの皆さんの力を借りながらいいシーンが撮れたかなと思います」と明かした。
そして、同じシーンをあげたのは渡邊。「戦っている間をすり抜けて美世のところに行く場面で、雪かきの後でぬかるみすぎていて、一回ちゃんと転ぶっていう。しかもそれがOK出るっていう。映ってはいないんですけど、泥に尻餅をついてから美世のところへ走って向かうという、一番恥ずかしいシーンが生まれました」とアクシデントを告白した。
続く「最近『幸せ』と感じることはありましたか？」という質問には、「幸せか…」と随分と悩む様子を見せた一同。
「ありました！」とひらめいた目黒が「ついこの間発表させていただいたんですけど、4大ドームツアーが決まったんですよ」と話すと、会場からは盛大な拍手が。
「すごく幸せでしたね。目標のひとつとしてそこを見て頑張っていた部分もあったので、うれしかったです」と語り、ツアーについては、「ファンの皆さん目線になって、ファンの皆さんの幸せを考えたドームツアーになればいいかなと思います」とコメントした。
■目黒の回答に今田が驚き「初デートですよね？」
また、タイトルにちなみ「わたしの幸せな二択」も開催。AかBかの問いに裏表がピンク・青のうちわを掲げて回答することとなった。
「わたしの幸せな“初めてのデート”、室内でのんびりor屋外でアクティブ」という二択では、キャスト陣は4人とも青の「屋外でアクティブ」で一致。
目黒が「せっかくデートに行けるんだったらどこかに行きたい。田舎が好きなので、田んぼがあるところに行って田んぼを歩く」と話すと、今田は「初デートですよね？」と“田んぼ”のセレクトにびっくり顔。しかし目黒は構わず「散歩して、いいごはん屋さんに入ってごはんを食べて…なのでスニーカー必須ですね」と、デートプランを言い切っていた。
最後に「本当にたくさんの方に見ていただいていて、うれしい気持ちでいっぱいです。作品の中で、清霞と美世の、お互いの幸せのためにお互いを守ろうと戦っていく姿が、皆さんの胸に届いたらうれしいです。ありがとうございます」と目黒が改めて感謝を伝え、舞台あいさつを締めくくった。
