同作は、サッカー以外のスキルや経験が何もないどん底に追い込まれた主人公が、新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために奮闘する家族再生の物語。
脚本は「HERO」シリーズなどで知られる福田靖氏が担当し、トップアスリートたちの“生の声”を反映しつつ、セカンドキャリアへ踏み出す主人公の姿を完全オリジナルで描く。
■トップランナーの“行動”がネットで炎上!
田中が演じるのは、スポーツマネージメント会社「ビクトリー」所属で、塔子(芳根京子)が入社当初からマネージメントを担当しているマラソン界の絶対的エース・秀島修平。
大会での優勝経験も多く、世界一を目標として日々ハードな練習に励む日本のトップランナーだ。「ビクトリー」にとって手放すことができない顧客でもある秀島だが、優勝すると豪語していた「ジャパン国際マラソン」で惨敗し、試合後の記者会見で逆ギレした様子がネットで拡散され炎上。
そして、誰よりも秀島に思い入れがあり、親身になって叱咤(しった)激励してきた塔子は、秀島から「(塔子を)担当から外せ」と言われてしまう、というストーリー。第3話では、アスリートのフィジカルの部分ではなく、メンタル面にスポットが当てられる。
■SixTONES・田中樹 コメント
日曜劇場への出演が決まったとき、うれしい気持ちと、緊張が同時に押し寄せてくるような気持ちでした。
青山学院大学の陸上競技部にお邪魔させていただき、本格的な指導を受けさせていただきました。練習では全日雨にもかかわらず撮影日は猛暑日で、体力的にも非常に厳しかったですが、クオリティーの高い映像が撮れたと思います。
リアルを追求した作品なので、心が動かされ、作品に入り込めると思います。人とのつながりを強く感じてもらえる内容になっているので楽しんでもらえたらうれしいです。
■第3話(7月17日放送)あらすじ
塔子(芳根京子)が入社当時からマネージメントを担当している秀島修平(田中樹)は、マラソン界の絶対的エース。市原国際マラソンでも「日本記録更新での優勝」を宣言するビッグマウスなアスリートだ。しかし、満を持して臨んだレースでまさかの惨敗。メディアや世間から袋叩きにあう。
秀島はレースで敗北したのを塔子のせいにして、担当を新町(綾野剛)に変えるように高柳(反町隆史)にオーダー。高柳は、新町に無事サポートできたら正社員にすることを約束する。
ただ、新町は、娘の明紗(泉谷星奈)から「いつサッカー選手に戻るの」と聞かれ、改めてサッカーへの未練を実感していた。
一方、塔子は担当を変えられたことにショックを受けていた。塔子にとって一番思い入れある選手だったので、なかなか受け入れられない。
そんな中、新体制で始めた練習である事件が起こる。そして、その日を境に秀島は音信不通に。新町は、前途多難な日本のエース復活プロジェクトの成功を目指す。