R-1王者に夢はあるのか⁉ アイドルと結婚から金銭苦まで

R-1王者に夢はあるのか⁉ アイドルと結婚から金銭苦まで

R-1王者に夢はあるのか⁉ アイドルと結婚から金銭苦まで

(リアルライブ)

 昨年末の「M-1グランプリ2022」で、優勝したウエストランドの井口浩之が漫才で「R-1には夢がない!」とぶっこんだことで、いつにも増して注目された「R-1グランプリ2023」。第21代王者は、田津原理音だった。

 田津原は地元の関西でも知名度が低いだけに、振り幅で一気にスターダムを駆け上がると思われた。ところが、決勝戦の生放送でトップバッターのYes!アキトの採点が映し出される前に、ほんの一瞬「田津原理音470点」と誤表示され、偶然にも田津原の獲得点数と一致したことで、やらせ疑惑が浮上。大会より憶測がフィーチャーされる後味の悪さを残した。

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 井口の説ではないが、そもそもR-1王者のその後は悲運の壁にぶち当たることが多い。初代王者のだいたひかるは、乳がんにより右胸を全摘出したが、再発。脚の特発性大腿骨頭壊死症と診断されたこともある。09年に優勝した中山功太は、暴行を受けたとしてキャバ嬢から損賠賠償を請求された。

 13年度覇者の三浦マイルドは、ツイッターで吉本興業の社員を罵り続けたことがあだとなり、干された。優勝した5年後には、民泊の清掃員のバイトを始めるまでに生活が困窮。上京した約10年間で、月収20万円を超えたのは2、3回程度というじり貧だ。

 しかし、地獄を見た王者だけではない。アイドルと結婚して、天国を味わった者もいる。典型的な勝ち組は、10年に優勝したあべこうじ。バツ1で元妻側に1人の娘がいたが、14年に元モーニング娘。でタレントの高橋愛と再婚。しかも、元モー娘。のリーダーだった高橋から求愛された。吉本芸人と元モー娘。の夫婦といえば、品川庄司・庄司智春と藤本美貴。あべ夫婦もミキティ夫婦に負けまいと、ラブラブぶりを商売にしている。

 19年にM-1との2冠王者となった霜降り明星・粗品も、妻が元アイドル。現在は、毒島裕丞と男女パフォーマンスグループ「ダダエイリアン」として活動中の秋山衣梨佳だ。半同棲生活を写真週刊誌に激写された後の21年に入籍。22年3月、ラジオの生放送中に突然、6歳の息子がいたことを明かした。秋山はシングルマザーだったため、粗品は結婚と同時にパパになっていた。

 元アイドル妻といえば、昨年から2年連続で審査員をしているバカリズム。出場者だったころはファイナリストになるも、優勝は逃し続けた。審査員として“復帰”したとき、アキバ発アイドルで成功したでんぱ組.incの夢眠ねむ(すでに脱退)の夫になっていた。

 新チャンピオンの田津原はじり貧になって地獄を見るか、アイドルと浮名を流すか。ブレイク予備軍芸人の真価が問われる!?

(伊藤由華)

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