ひとり芸日本一決定戦「R―1グランプリ」の会見が10日、都内で行われ、来春に第21回大会が開催されることを発表した。3年連続で司会を務めるお笑いコンビ霜降り明星と、前回大会王者のお見送り芸人しんいち(37)、準優勝のZAZY(34)が出席した。
しんいちは優勝後について「ほんまに人生変わった。R―1史上一番変わったんじゃないかとガチで言われる」と振り返った。準優勝のZAZYも「CMは数本。5、6社くらい」とオファーがあったことを明かした。「僕なんか底辺だった。(決勝)前日までバイトしていましたから」と優勝ドリームをつかんだと言うしんいちは「CMはゼロです」とZAZYとの差に肩を落とした。
その後行われたトロフィー返還式では、しんいちが「番組にトロフィーを持っていき過ぎ」との話題に。「すぐもらって、次の日から持ち歩いていた」とし「どの現場にも持っていった。一番しんどかったのは秋田県の温泉秘湯ロケ。片道5、6時間かけて」と数々の番組収録をともにしてきた。
返還されないのではないかと不安に思った主催者側が「トロフィー保有期間は次のR―1王者決定までとし、トロフィーは必ず返還することを誓います」という内容の誓約書を用意。「ほんまに嫌」と言いながらも渋々サインした。例年はその場で返還されるが『トロフィー保有期間は次のR―1王者決定までとし』を「決勝まで持っていいってこと?」と前向きに捉え、トロフィーを大事に抱えた。