NHKの稲葉延雄会長(72)が24日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、ネット受信料について見解を示した。
稲葉会長は総務省のワーキンググループでの議論として「インターネットに接続している機器を所有しているだけで受信料を払うような制度は難しいのではないかというご意見があったと承知している」としたうえで、「これは確かに、インターネットに接続するだけのスマートフォンやそのほかの受信機器、これは現地点では考えていない」と話した。
さらに「技術的に放送と通信の融合の時代にふさわしい受信料をふさわしいあり方がどういうものか、引き続き、検討していく」と説明。「大事なことは視聴者、国民のご理解を得ることが前提だと考えております」とし「総務省の有識者会議の推移を注視していきたい」と話した。