Netflixは29日、脚本家坂元裕二氏(56)と5年間にわたり新作シリーズ、映画を複数制作し、独占配信していくと発表した。
坂元氏は、脚本を手がけた映画「怪物」(是枝裕和監督)が第76回カンヌ国際映画祭で日本映画では史上2度目となる脚本賞を受賞したばかり。そのほか、興行収入38億超えの大ヒットを記録した映画「花束みたいな恋をした」(21年)をはじめ、「東京ラブストーリー」(91年)、世界各国でリメークされた「Mother」(10年)、「最高の離婚」(13年)、「カルテット」(17年)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(21年)など数々の話題作を手がけている。
年内には、坂元氏×Netflixの第1弾となる映画「クレイジークルーズ」の配信も控えている。吉沢亮と宮■(■は崎の大が立の下の横棒なし)あおいがダブル主演を務め、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンチックコメディー。この日、同作の場面写真も公開された。
今回の契約締結に際して、Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント坂本和隆氏のコメントは以下の通り。
「Mother」「それでも、生きていく」「最高の離婚」「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」「花束みたいな恋をした」など、社会派作品から、軽快なコメディー、そしてラブストーリーと多種多様な傑作を、時代をこえて生み出し続けている坂元裕二さん。私を含め多くの方が、坂元さんの描く物語に心を動かされ、登場人物とともにその世界に深く没入していったことと思います。何よりも坂元さんの作品を待つ人は、日本のみならずグローバルにも多く存在します。そして、いまだ語られていないストーリーを見つけ、全世界に届けていくことはNetflixのミッションです。坂元さんが生み出すオリジナリティーあふれるストーリーテリングを、最高の制作環境で具現化し、世界中の視聴者にお届けできることを楽しみにしております。