マジシャンのMr.マリックが29日、都内で行われた『スゴいぞ、4K・8Kキャンペーン発表会』に出席し、“4K画質”の普及に伴い、自身のマジックも対応に追われたことを明かした。
BS朝日4Kの『スーパー4Kマジック』(12月10日 後9:00)に出演するMr.マリックは、「4K・8K、キテます!」と決めポーズで登場。「これからの発展を願ってシャンパンを持ってきました」と用意すると、シャンパンに直接手を触れず“ハンドパワー”でコルクを開けた。
同席した歌手・藤あや子も「鳥肌が立ちました〜!」と目を丸くするほどのマジックを披露したが、高精細な4K放送では従来のマジックが通用しないという。『スーパー4Kマジック』の第1弾収録を回想したMr.マリックは「4Kがこんなに鮮明だと知らずに…。マジックを披露して袖に帰ったらスタッフの方が飛んできて『マリックさん、全部見えてます』と。見えてはいけないものが鮮明に見えるんです。真っ黒の中に黒いものを置いていても普通は見えないんです。それがハッキリと見えちゃう」と苦笑いで告白。
鮮明な4Kでは「ほぼ半分のマジックが使えない」といい、それからは「4K用にマジックを作り直しました」とMr.マリック。技術革新で本業の危機を迎えたが「時代に合わせてマジックというのは作っていきますから。私達も勉強になりましたよ」と、時代の変化を前向きに受け入れた。
同じく4Kならではの苦労について、藤も「年齢を重ねると、女性としては笑いジワが出てくる。そこは大丈夫かしらと…。ただ歌の世界での主人公として歌ってるわけですから、笑いジワの一つや二つくらいは気にせず、どっぷりと女優さんのような気持ちで歌を演じさせていただいています」と話していた。