芸能界に憧れを持つきっかけは、「笑わないアイドル」として人気になり、日本レコード大賞も受賞した女性デュオ「Wink」。MEGUMIは「歌手志望です、最初は」と、歌手を目指して驚きの行動を取ったという。「高校1年で学校を辞めて、アメリカに行って、ゴスペルをやって」。まだ十代だったMEGUMIの突拍子もない宣言に、当初は親も「バカじゃねえの?何言ってるの?って感じだった」と反対したという。
それでも、MEGUMIは本気度を見せるため、アルバイトを掛け持して貯金。「言葉で言ってても納得してくれないだろうなと思って、自分で夏休みにガチでバイトして、お金貯めたんですよ。30万くらい」。高校生のバイトにしては、まさかの高額に、MCの「サバンナ」高橋茂雄は「夏休みに30万って…いかがわしいバイトしてないですか?」とジョークをまじえ驚きを口にした。
MEGUMIは「バイト3つくらい掛け持ちして」と否定。そのバイトのうちの一つが、指輪の路上販売だったという。「路上に指輪売ってるの分かります?そこの名前彫るというバイトをしてて、めっちゃ彫ったんです」。そのうち、小さな女の子が名前を打っている様子が珍しがられたといい、「1日15万くらい売れてたんですよ、その時。めっちゃバイトして稼いで」。売り上げも上がって30万円を稼ぎ、もう一度、母に直談判したという。「それ見せたらノーと言われへんと思った、いいわよと。お母さんも30万くらいくれて、それで行った」。今度はOKをもらい、1カ月半ほどの“ゴスペル短期留学”を実現させた。
さすがに、ゴスペルの本場に食い込むのには心が折れたという。「アメリカでは無理というか。こんな(大きな体の)お姉さんたちが、体を震わせながら歌うところに、どう殴り込んでも無理と思って」と、ジェスチャーをまじえ説明。帰国後、上京してオーディションを受けたことを明かした。