LVMH賞に桑田悟史さん 若手デザイナーの登竜門

 【パリ共同】世界的なファッションデザイナーを目指す若手の登竜門「LVMHヤングファッションデザイナー賞」の最終選考会が7日、パリで行われ、ブランド「セッチュウ(SETCHU)」を手がける日本人デザイナー桑田悟史さん(39)が優勝した。日本人の優勝は2人目。

 桑田さんは京都府出身。ロンドンの美大で学び、欧米のブランドで修業した後、2021年に「セッチュウ」の初のコレクションを発表した。イタリア北部ミラノを拠点に活動し、性別を問わないジェンダーレスのデザインは、折り紙に着想を得るなど「和洋折衷」を特徴とする。

 LVMH賞は世界最大のファッショングループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)」が主催。10回目の今回は世界中から約2400組の応募があり、9組が最終選考会で競った。

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