KAN 公式サイトでメッケル憩室がんを公表「洒落にならない御報告」「どうぞ、楽観していただければ」

 「愛は勝つ」などの大ヒットで知られる、シンガーソングライターのKAN(60)が18日、公式サイトでがんを公表した。病理検査で「メッケル憩室がん」と診断されたといい、今後は治療優先の生活となるため、演奏活動は当面休止する。ラジオ2番組は継続する。

 KANは公式サイトで「突然ですが、どうにも洒落にならない御報告です。『がん』が見つかりました」と報告。「昨年秋に発症した腹痛が数週間継続したので病院に行き、検査を繰り返すうちにだんだん深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術を行い、病理検査の結果、『メッケル憩室癌』と診断されました」と発見された経緯を説明した。

 これを受け、「予定されていたライヴは楽しくやり遂げさせていただきましたが、今後は治療最優先の生活に改変するため、4月の弦楽四重奏とのツアー【Concerto col Quartetto da Muroia 2023】は、やむなく中止とさせていただきます」と説明。ラジオのレギュラー番組であるSTVラジオ「KANのロックボンソワ、FM COCOLO「KANと要のWabi-Sabiナイト」については「放送局、制作関係者、共演者さまの御理解をいただき、これまでどおり継続出演させていただくことになりました」とし、「演奏活動は当面休止ではありますが、今後ともよろしくおつきあいいただければ幸いです」と呼びかけた。

 「私KANの音楽活動を応援してくださる皆さまには、どうか、心配ではなく、どうぞ、楽観していただければと思います。皆さまに楽観していただけることが、きっと大きなエネルギーになる、そんな気がしています。この件をサラッと洒落にしながら演奏する日を常にイメージします」と締めくくった。

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