IBF&WBCミニマム級世界戦、ダブル開催決定「3150FIGHT vol.5」記者会見にて亀田興毅ファウンダーが発表“歴史が生まれる日”

IBF&WBCミニマム級世界戦、ダブル開催決定「3150FIGHT vol.5」記者会見にて亀田興毅ファウンダーが発表“歴史が生まれる日”

ダブル世界戦で史上初となる同日、および同一階級世界王者戦が実現する「3150FIGHT vol.5」

(WEBザテレビジョン)

4月16日(日)に開催されるボクシング興行「3150FIGHT vol.5」の記者会見が、ABEMA格闘チャンネルにて3月7日に生中継された。

「3150FIGHT」は、「最高のボクシング再興へ」のスローガンのもと、WBA世界ライトフライ級、WBC世界フライ級、WBA世界バンタム級と日本人初の世界3階級制覇し、ボクシング界に数々の伝説を残してきた元プロボクサーの亀田興毅がファウンダーを務める、ボクシングの3150(再興)を目指した新プロジェクトだ。

今回の記者会見では、ABEMAにて全試合無料生中継が決定している、4月16日(日)昼2:00より東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「3150FIGHT vol.5」の対戦カードの発表に加えて、大会出場選手も登壇し、大会に向けた意気込みが語られた。

「3150FIGHT vol.5」では、ダブル世界戦で、史上初となる同日、および同一階級世界王者戦が実現する。ひとつめは、IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦にて、前IBF世界ミニマム級王者のレネ・マーク・クアルト選手とIBF世界ミニマム級4位の重岡銀次朗選手が、もうひとつは、WBC世界ミニマム級タイトルマッチにて、WBC世界ミニマム級王者のパンヤ・プラダブスリ選手とWBC世界ミニマム級4位で、銀次朗選手の実兄である重岡優大選手が対戦する。

■IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦

まず、クアルト選手と銀次朗選手のIBF世界ミニマム級暫定王座決定戦について、亀田は「前回の試合からいろいろありましたけど…」と言葉をにごしつつも、「この世界タイトルマッチ(=IBF世界ミニマム級暫定王座決定戦)を開催することができるので、銀次朗が世界チャンピオンになる瞬間を、みなさんに見ていただけたらなと思います」と未来を見すえて言った。

また、1月6日開催の「3150FIGHT vol.4」にて、銀次朗選手と対戦した現IBF世界ミニマム級王者のダニエル・バラダレス選手からは、「今回、暫定王座決定戦が設けられたが、俺はすべてをはっきりさせたいので、銀次朗とのリマッチを望んでいる」「銀次朗は、俺にふさわしいライバルだ。もし銀次朗がクアルトに勝って、俺とのリマッチまで上がってくれば、誰が真のチャンピオンなのかがわかるだろう。次は、日本のボクシングファンに本当の実力を見せてやるよ」とのコメントが届いた。

それを聞いた銀次朗選手は、「アイツ、ライバルとか言ってたんすね」と返すと、「(ライバルに)ふさわしくないです。僕からしたらぜんぜん、まったくですね」「(暫定王者を経て)正規王者になるには、チャンピオンのバラダレスを倒さないといけないんで、今回、しっかり暫定王者になって、バラダレスがこう言ってるんだったら、僕はベルトを獲るためにやるだけなんで、練習して、万全の覚悟で戦いたいですね。またがんばります」と気合いを見せていた。

対戦相手のクアルト選手からも、「日本で行われるこの試合は、ミニマム級のなかでも最高の試合になる。日本と世界のすべてのボクシングファンに、素晴らしい試合をお見せすることを約束する。銀次朗との試合にベストを尽くすよ!」と善戦を祈るコメントが送られてきた。

なお、今回の対戦相手の印象について、銀次朗選手は「前回、戦ったバラダレスより良い選手だと思っています」と評し、「気持ちが強くて、パンチ力もあって、どんどん前に攻めてくるいい選手だと思うんで、おもしろい戦いになると思うし、強い相手にどんな倒し方ができるか楽しみにしていただけたらと思います」と意気込んでいた。

■「キャリアは気にしてない」

もうひとつの世界戦となる、プラダブスリ選手と優大選手のWBC世界ミニマム級タイトルマッチについて、亀田は「このチャンピオンが、40戦39勝と3回防衛していて、世界チャンピオンとしても強い相手だと思うんで、キャリアの差もありますが、銀次朗の兄である優大選手の世界タイトルマッチも同日に、『3150FIGHT』で行えることをうれしく思っています。同日に同一階級で世界を目指すのは、ほかを見ても例のないこと。(重岡兄弟が)チャンピオンになれば、ボクシング界に新たな歴史が生まれる日にもなるので、重岡兄弟をボクシングファンのみんなで応援してもらえたらと思います」と呼びかけた。

優大選手は、「プロ7戦目で、世界戦というチャンスをいただいて感謝してます。実力でつかみ取りたいと思います」「(対戦相手の)キャリアは気にしてないです。プロでは僕よりも数倍キャリアを重ねていると思いますが、僕も銀次朗も格闘技をはじめて約20年くらいになるので、人生懸けてやってきてる格闘技のキャリアが違うんで、キャリアに関しては、あまり気にしてないです。40戦やっていても、別に何とも思ってないですね」と気持ちの強さを見せつけた。

なお、実兄である優大選手の強みについて「生き物的に、人間的に強い」と答えた銀次朗選手は、「対戦相手だったら、(兄は)嫌な相手だと思います。相手の選手は、本当はビビってるんじゃないかと思います。体もでかいんで、体負けもぜったいしないですし、リアルで負けてるところはないんじゃないかなと思います」と兄の優大選手の強さに太鼓判を押すと、優大選手も「首が太い、意外にですか?(笑)パンチの強さはもちろんありますが、僕とくらべた時に、弟のほうがすきがない、きれいな、完成度の高いボクシングをすると思ってます。安定してて、ブレがないところが、僕になくていいところだと思います」と弟を賞賛した。

兄弟でミニマム級チャンピオンを目指すことに関し、銀次朗選手は「ミニマム級のベルトを、すべて重岡兄弟で集めるという目標達成を目指してやりたいと思います」、優大選手は「兄弟で4つベルトを獲りたいねという話はしてます。きっと現実になると僕は思っています」と兄弟そろって力強くコメントすると、優大選手と銀次朗選手が所属するワタナベボクシングジム会長の渡辺均も、「この試合は亀田ファウンダーの東京進出と、世界への足がかり、そして同時、ふたりの兄弟チャンピオンという記録をつくる夢のある試合です」と熱く語っていた。

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