同映画は、GENERATIONSのメンバーが全員本人役で出演。ラジオ局で見つかった古いカセットテープに録音されていた“呪いのメロディー”を聴いてしまったGENERATIONSのメンバーが、一人また一人と不可解な恐怖に襲われていくホラー。監督は、Jホラーの担い手、清水崇が務めている。
中務は撮影中、「ほとんどお芝居をしていない」感覚だったそうで、もともと「(霊的なものが)見えるわけではないが、気配は感じる」体質なんだとか。それもあってか、大庭闘志プロデューサーは「中務さんのキャラクターは唯一無二。ホラー映画に出てほしいという声をいたるところで聞きます。清水監督も編集作業中、中務さんが入って来るシーンで毎回笑うし、独特の魅力というか、誰にもできない型を持っていらっしゃる方。今回の発見だった」と“ホラー映画俳優”としての可能性を示唆。中務は「そんなにほめられるとどうしていいかわからない」と照れながらもまんざらでもない様子だった。
また、これまでに実施された舞台あいさつで中務が披露していた、自身にとっての最大の見せ場に登場する「さなの母親のものまね」をこの場でやってほしいという無茶ぶりにも即対応。さなの母親が襲ってくるシーンの撮影は「現場でめちゃくちゃ怖かった」と振り返った。
最後に中務は「(数原)龍友くんはお芝居をしないという固い意志があり、ライブ部分のみの出演となりましたが、7人全員そろってスクリーンに映ることは、もう二度とないんじゃないかってくらいの挑戦。新しい経験ができて、違う景色を見させていただいた」と、しみじみと感謝。
「清水監督が本気で向き合って、めちゃくちゃ良い作品をつくってくださった。なめてかかるとビビるよ。本当に怖い映画に仕上がっている」と胸を張った。そして、「きょう映画を観た皆さんはみんな呪われたので、この呪いをまわりに広めていていただいて、もっと盛り上げていきたい。これからも応援よろしくお願いします」と呼びかけていた。
この日の上映イベントでは、計7回にわたって、劇中のホラーヒロイン・さなが会場内を練り歩き、あちこちから悲鳴が上がり“絶叫上映”としては大成功だった。