■「一番上のお兄さん的な存在」
映像は、キム・ジェウクとクリスタルが「日本のみなさん、こんにちは」と二人合わせてファンに呼びかけるところから始まる。
お互いの第一印象を聞かれ、キム・ジェウクは「彼女はありのままで、私はその姿勢が好きです。自分を飾らない」とナチュラルに振る舞うクリスタルの素顔に触れ、「そのままの自分に自信がある人に会ったことがない。たぶん彼女が初めてです」とべた褒め。
一方で、クリスタルも「撮影が進んでいくうちに、一番上のお兄さん的な存在になりました」と兄のように慕っていた様子を明かし、「相手を褒める告白タイムみたい!」と微笑み合う姿からも二人の仲のよさが伝わってくる。
ほかにも、役作りや演じたキャラクターについて語るほか、撮影シーンを振り返る場面では、本作のキム監督が手掛けた「ジャグラス〜氷のボスに恋の魔法を〜」のオマージュシーンが本作の中で描かれているという貴重なエピソードも飛び出す。
■「クレイジーラブ」ストーリー
殺害予告を受けたIQ190の数学の天才にして予備校の代表、ノ・ゴジンは自分以外、誰も信じない男だ。
殺害予告くらいは笑ってやり過ごすのだが、ある日ひき逃げ事故に遭ってから犯人を自らの手で捕まえようと、記憶喪失のふりを始める。気難しい性格のゴジンの下で1年以上も苦しめられて、ついにはがんと診断され医師から余命宣告を受けた秘書のイ・シナは、死ぬ前にゴジンの髪をむしってやろうと復讐を誓い、ゴジンが滞在する江陵(カンヌン)の別荘を訪ねる。
ところが、予期せぬ出来事が起きる。シナはゴジンがひき逃げされる現場を目撃し、涙を流し鼻水を垂らしながらゴジンを病院まで運んで看病するという皮肉な状況が展開する。
一方、警察はシナをひき逃げ犯だと疑い、シナはゴジンが目を覚まして全ての真実を語ると期待するが、ゴジンは事故以前の状況を思い出せない。自分をいじめてきた職場の悪徳上司が記憶喪失とは。
とっさにシナはゴジンのフィアンセのふりをして、彼に復讐しようと決心する。記憶喪失のふりをするパワハラ代表のゴジンと余命宣告を受けてフィアンセのふりをする秘書のシナ。2人のぶっ飛びクレイジーロマンスが展開する。