■タイトル曲「Future Perfect(Pass the MIC)」ではラップに初挑戦
1人ずつ登場してフォトセッションを行った後、リーダーのJUNGWONが今回のアルバムのコンセプトを説明。それによると「大人が定義づけた成功に疑問を抱いた少年たちが、これ以上他人の言いなりではなく自ら答えを探し出そうと決心するストーリーを盛り込んだ」とのこと。そして「世界に振り回されるんじゃなく、自身の意思通りに生きていくという強い意気込みを表現した」そう。
続けてJAYが「ENGENE(ファンの名称)の皆さんのおかげで、デビューから間もない中、ミリオンセラーも達成でき、海外のチャートでも良い成果を残すことができました。うれしさも多かったけど、心の片隅には、自分たちの力や努力だけで成し遂げられたのか?という疑問がありました。今回のアルバムでは、カムバックのたびにいつも新しい素敵な姿を見せるべき、という責任感に打ち勝って、僕たちは愛される資格があるんだということを証明したい」と力強く語った。
そして、話題はタイトル曲の「Future Perfect(Pass the MIC)」へ。この曲は韓国のK-POPシーンではあまり馴染みのない“シカゴドリル”というヒップホップのサブジャンルの曲。自分たちの使命を自覚した7人の少年が、同年代に“先に行ってるから一緒に行こう”と宣言する歌で、「タイトルにもあるように、同世代にマイクを渡して、僕たちだけで未来のための火種を起こしてみせる、という強烈なメッセージを盛り込んだ」とSUNGHOONが説明した。デビュー後、初めてラップに挑戦したことも特筆すべき点だ。
ダンスについてはNI-KIが説明。「本来の自分を探していく過程をダイナミックに表現しました。さらにパワフルになったENHYPEN印のキレキレなシンクロダンスに注目してほしいです!」と力強く語った。
加えて「マイクテストをするようにマイクを弾く“マイクチェッキングダンス”、僕たちの新しい未来を描いていこう、と宣言する意味を込めてマイクを高く持ち上げる“マイクアップダンス”、リズムに乗りながらマイクを持つ手の位置を変え続ける“パス ザ マイクダンス”があります」とSUNOOがポイントとなるダンスを説明した。
「Future Perfect(Pass the MIC)」のMVの後、遂にパフォーマンスを初披露。力強く自信に満ちたパフォーマンスは強烈な印象を残し、貫禄さえ感じた。カメラを睨みつける鋭い視線から目が離せない。激しい振付にもかかわらず、7人が1つになる完璧に揃ったダンス。彼らの持ち味の“無欠点のシンクロダンス”は更に進化を遂げていた。
JAKEは、新曲を初披露した感想をきかれて「初めて披露するので緊張したけど、その緊張感のおかげで、もっと頑張れました。最初で最後のステージだと思って全てのエネルギーを注ぎ込んだのですが、僕たちのエネルギッシュな姿をしっかりお見せできたと思います」と充実した表情で語った。
■「MANIFESTO:DAY 1」について
Q:前作から6カ月空いたが、その間何をしていたか?また、今回のアルバムのために特別何か学んだことなどがあったか。
SUNOO:アルバム準備をしながら、オリジナルコンテンツの撮影や日本での活動もあったので“空白期”とは言えないほど充実して過ごしました。僕とJUNGWONさんはラジオもしていたので、リスナーと交流したことで活動に役立つことも多かったです。
JAKE:僕は自己啓発に時間をかけました。今回のアルバムは感情の流れが複雑でジャンルも多様なので、どうすれば聴く方がもっと共感できるか悩みました。
NI-KI:アルバムのコンセプトが今までより強烈で大胆なので、そんな姿をどれだけ説得力を持って見せられるかたくさん研究しました。僕たちのステージを見て「上手だ」と感じてもらえるように練習を重ねたので、今回のアルバムは、ファンの皆さんはもちろん、K-POPを愛する全ての方々に喜んでいただける要素を全て備えていると自信を持って言えます。
Q:アルバムの魅力を一言で表すなら?
HEESEUNG:「成長」。“ドリル”という馴染みの薄いジャンルやラップに初めて挑戦したことや、音楽、パフォーマンス、コンセプト…最高のシナジー効果を出すにはどうすれば良いか、みんなで悩んだ中で、自然に一段階成長したと思います。
JUNGWON:「宣言」。今回のアルバムは僕たちの考えや感情を盛り込んでいるので、没頭して作業することができました。これからも僕たちにできる音楽やパフォーマンスを通じて、同年代の仲間たちの考えを世界に宣言できるようにしていきたいです。
Q:「Future Perfect(Pass the MIC)」を初めて聴いたときの感想は?
JAY:“ドリル”というジャンルは初めてだったので、新鮮で衝撃を受けました。
JAKE:僕は初めて聴いたとき「これだ!」とピンときました。“ドリル”は僕にとっては馴染みのあるジャンルだったし、僕たちが伝えたいメッセージに合ってると思ってうれしかったです。特にサビが強烈で、すごくカッコいいと思いました。
Q:今回、「D」「J」「M」と3つのコンセプトバージョンがあるが、一番気に入ってるのは?
NI-KI:僕はダークでシックな雰囲気が好きなので「D」。地下駐車場で撮影したんですが、素敵な車やバイク、スケボーがあって、反抗期真っ最中の荒いナマの魅力が表現できたと思います。
JUNGWON:僕は、コインカラオケで撮影した「J」。カラオケでいっぱい歌って、撮影ってことを忘れるくらい楽しみました。
Q:「Future Perfect(Pass the MIC)」で、ファンに注目してほしいところは?
SUNOO:最初、曲を聴いたとき、振付が激しくて大変そうだな…と。案の定、ダンスレッスンの初日からすごく大変でした。でも、時間が経つにつれて慣れてきて、動作の1つ1つが自分のものになっていって「努力したらできないことは無いんだな」と思いました。あと、「僕の足で立っていたい、そうでないと意味が無い」という歌詞に深く共感しました。
Q:タイトル曲以外で最も好きな収録曲は?
JAKE:「SHOUT OUT」です。コンサート会場でファンと交歓できて盛り上がりそうなので好きです。作詞に参加したんですが、ファンのことを思って書いたのが採用されて、とても誇らしいしうれしかったです。これからも積極的に曲作りに参加したい欲も生まれました。
HEESEUNG:「ParadoXXX Invasion」です。リズム感のある曲が好きなので、初めて聴いたときから曲の雰囲気やムードが気に入りました。歌詞に、10代をただの世間知らずだと捉えている大人たちにビシッと警告するところがあるんですが、とてもせいせいして、魅力がある内容だと思いました。
SUNOO:「TFW(That Feeling When)」は、SNSで好きな写真をシェアするときに使う言葉です。好きな写真を見ると君が思い浮かぶよ、という愛らしいイメージの曲です。この曲を聴いたときに「Polaroid Love」に続く名曲になりそうだと思いました。幸せでワクワクした気持ちが伝わるように、真昼の教室の窓にもたれて、涼しい風が吹いてきて黄昏の風景を見つめているシーンを想像しながら歌いました。
Q:今回の活動の目標を教えてください。
SUNGHOON:僕たちの名前の前に“グローバルK-POPライジングスター”という修飾語が付いたのは、全てファンの皆さんの応援のおかげです。僕らが何故そう呼ばれるのか確信していただけるように、いい音楽とパフォーマンスをお見せしたいです。
JUNGWON:僕たちはコロナ禍にデビューしたので、音楽番組でファンの皆さんに会うのは、今回が初めてなんです。だから、すごく楽しみでワクワクします。できるだけ多くの方に会うのが今回の目標です。直接見て「ENHYPENカッコよくなったね」「上手くなったね」と体感していただけるようなステージをお見せしたいです。
■メンバーからメッセージ
JUNGWON:ENHYPENならではの色があふれている今回のアルバムは、7人のメンバー全員が頑張って準備しました。久々にENGENEとも会えるのでドキドキしてるし緊張もしています。頑張っただけに素敵なステージをお見せしたいと思います。
HEESEUNG:今回のアルバムを通じて、今までとは違うENHYPENの新しい姿をお見せできると思うので、すごくうれしいです。
JAY:「DEMENSION ANSWER」以来、約6カ月ぶりにカムバックすることになりました。準備期間が長かっただけに完成度の高い音楽とパフォーマンスをお見せするために努力したいと思います。ぜひ期待してください。
JAKE:3rd Mini Album「MANIFESTO:DAY 1」で戻ってきました。新しい姿をお見せするために一生懸命準備したので楽しみにしていてください。
SUNGHOON:音楽番組のMCとして多くのアーティストのステージを見ながら、僕たちも早くカムバックしたいと思っていました。このようにニューアルバムでご挨拶することができて、本当にうれしいです。一段と成長したENHYPENの姿をお見せしたいと思います。
SUNOO:僕たちの空白期として、6カ月間はとても長かったと思います。でも、その間頑張って準備したので、応援よろしくお願いします。
NI-KI:僕たちのカムバックを待っててくれた皆さんに、より強烈になった音楽とパフォーマンスをお見せしたいと思います。「パフォーマンスはやっぱりENHYPENだ」と言われるように頑張って準備したので、期待していてください。