韓国の人気女性DJでインフルエンサーのDJ SODA(35)が音楽フェス「MUSIC CIRCUS’23」で性被害をうけたと告白した件で、所属事務所と同イベント主催社が3日、声明を出し、加害者側と和解し告発を取り下げたと発表した。
この日、同イベントの公式X(旧ツイッター)が更新され「MUSIC CIRCUS’23で発生した性暴力事件の告発取り下げについて」と題した文書を掲載した。所属事務所DJ SODA Eight Bulls Corporationと主催したTryHard Japanの名で「2023年8月13日にMUSIC CIRCUS’23においてDJ SODAがパフォーマンス中に数名の観客から胸などを触られた事件について、DJ SODAが所属するEight Bulls Corporationと株式会社TryHard Japanは、共同で声明を発表します」と書き出された。
そして「DJ SODAは、この意見について、被疑者3名からそれぞれ謝罪文を受け取り、被疑者らが深く反省し、悔いていることを確認したため、この謝罪を受け入れて被疑者らを許すこととし、金銭賠償を含まない形での和解を成立させました。この和解成立を受け、株式会社TryHard Japanは、8月21日に泉南警察署に提出していた告発を、11月1日に取り下げました。被疑者らに対して寛大な対応をいただくよう捜査機関に要望していく所存です」とした。
「Eight Bulls Corporationと株式会社TryHard Japanは、これからも音楽とダンスを愛する人々が安心して楽しめる場を世界中につくり、それを盛り上げていくため、共に引き続き尽力してまいります」と結んだ。
DJ SODAは8月13日に大阪で行われた音楽フェス「MUSIC CIRCUS’23」で複数の観客から胸などを触られたことをSNSで告白。その時の動画が広まった。これを受け、DJ SODA Eight Bulls CorporationとTryHard Japanは共同で「犯罪行為を行った犯人を特定し、損害賠償請求や刑事告訴など、民事及び刑事の法的措置を取っていきます」などとする声明を発表し、その後、観客の男女3人を不同意わいせつと暴行容疑で告発していた。