Da-iCE、武道館史上初のステージ形態&自身最多の39曲で魅せた10周年ライブ

Da-iCE、武道館史上初のステージ形態&自身最多の39曲で魅せた10周年ライブ

『Da-iCE 10th Anniversary LIVE』よりDa-iCE(左から)花村颯太、岩岡徹、和田颯、工藤大輝、大野雄大

(ORICON NEWS)

 ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEが15日、東京・日本武道館で『Da-iCE 10th Anniversary LIVE』を開催。メンバーの大野雄大、花村想太、工藤大輝、岩岡徹、和田颯の5人は、1万2千人のファンに向けて史上最多曲数となる39曲(メドレー&アンコール含む)をパフォーマンスした。

 この日は、Da-iCE史上初の360度センターステージ形式となり、メイン&サブエンドステージで構成される形態は武道館史上としても初の試みとなった。ステージ演出でも特別感を持たせた同ライブは、デビュー曲「SHOUT IT OUT」からスタートし、「エビバディ」と「ハッシュ ハッシュ」のマッシュアップ(※異なる楽曲のボーカルとバックトラックをかけ合わせる手法)や、タイトルに「BACK」を含む楽曲縛りのメドレーなど、振り幅のあるセットリストが展開された。

 さらに、花村の「帰ってきたぞ武道館!俺たちの10年分をここに詰め込みに来ました」という言葉通り、ライブ中盤までは1コーラス分だけ披露する楽曲も多く織り交ぜられ、2014年1月15日のデビューからの“足跡”と呼ぶべき楽曲たちを可能な限り届けようという確かな意思を感じさせた。

 2022年からチャレンジしてきたバンド隊を率いたパフォーマンスはさらに一体感を増しつつ、「I still love you」などでは、ストリングスとホーン隊を含めた11人編成だからこそのアレンジも響かせた。絶対的なグルーヴを生み出すアンサンブルの上で、伸びやかな歌声とハーモニー、切れ味鋭いダンスを次々に届けていった。

 「CITRUS」を披露した後、工藤は「『LOST LOVE』とか『BILLION DREAMS』とかは本当に久しぶりだったから、『CITRUS』になった瞬間の安心感がすごい」と笑いながら、「きょうのセットリストは曲をみんなで出し合った」と明かし、大野はアカペラでフレーズを口ずさんだ上で「ここのキーが高くてなかなか披露できなかった」と苦笑いを浮かべつつ、「でも、ここでやらないと、もしかしたら次にやれる機会がないかもしれないから」と選曲にかける思いも吐露。

 そして「僕らがなぜ10周年を迎えられたのか考えたとき、目の前のことを大事にしてきたからだと思った。コロナなどでいろいろな活動がしにくくなって、その中でも笑顔で続けてきたからこそ、この日があるんだなと思います。これから5年、10年…いつまでやれるかわからないですけど、今を大事にして歌っていきたい」と誓った。

 メンバー5人で歌う“5 Voice&acoustic ver.”で届けられた「この曲のせい」では合唱も求め、1万2千5人の歌声でピースフルな空間も作り出し、リラックスした表情で音楽を楽しむ。花村は客席をうれしそうに見渡しながら、「10年前のちょうどこの日、ラゾーナ川崎でライブをしていて。あのときのラゾーナの方が大きく見える。7年前と同じ場所に立って、あのときよりも小さく見える」としみじみ。「それは僕たちの成長でもあるけど、みんながいろいろなバトンを受け継いでここに来てくれたからこそ、10年目に武道館に帰ってこれた。それはすごく意味を持っている」と感謝した。

 「夢を叶えるって本当に難しいなって思う10年でした。『レコード大賞新人賞』が獲れなかったのも悔しかったし。そこから一生懸命楽曲を紡いできて…」と回顧し、「こんな僕たちでも夢を叶えることができるということをこれからも証明していきたい」と胸を張りながら「僕たちの10年が変わったように、みんなも必ず変わる」と伝え、「みなさんが明日、1年後、10年後までがんばれるように」と、ライブ前にメンバーが行う円陣のかけ声を会場中を巻き込んで高らかに叫んだ。

 「スターマイン」の曲入りでは、もはや恒例となった小ボケの応酬も展開。「もう時間ないんだから!」という花村の注意を尻目に、メンバーのみならず、上昇下降するステージセットやピンスポットなどまでもがノリよくボケていき、Da-iCE流エンターテイメントにおける重要な要素の1つである“笑い”もしっかりと沸き起こした。

 「みなさんの背中を押せるように」という言葉とともに「ダンデライオン」で締めくくられた本編。「パラダイブ」からスタートしたアンコールでは、全国4エリアでのインストアライブの開催や、10周年を記念したアリーナツアーの情報が解禁された。

 アンコール直後には、ファンからメンバーにメッセージカードと「Melody」を歌うサプライズプレゼントが贈られた。メンバーはそれぞれ喜びを伝え、最後に2月14日にリリースが決定した新曲「A2Z」を初披露し、双方向に愛と感謝を伝えてライブを締めくくった。

■セットリスト
01. It’s not over
02. エビバディ&ハッシュ ハッシュ(Mush up)
03. SHOUT IT OUT
04. WATCH OUT
05. BACKメドレー(FIGHT BACK、Flash Back、Step Back、BACK TO BACK、I got your back、I’ll be back)
06. Kartell
07. BET
08. FAKE ME FAKE ME OUT
09. Bubble Love
10. TOKYO MERRY GO ROUND
11. ハイボールブギ
12. SWITCH
13. ナイモノネダリ
14. I still love you
15. もう一度だけ
16. 恋ごころ
17. REASON
18. HELLO
19. BILLION DREAMS
20. What You Say
21. LOST LOVE
22. CITRUS
23. TOKI
24. 君色
25. わるぐち
26. この曲のせい-5 Voice&acoustic ver.-
27. DREAMIN’ ON
28. Clap and Clap
29. スターマイン
30. ダンデライオン
En1. パラダイブ
En2. Live goes on
En3. A2Z

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