DA PUMPのKENZO(37)が9日、都内で、初の著書「KENZOのエッセイ GIFT」の発売記念イベントを行った。
初の著書刊行に「文字を書くことも好きだったので人生、半生が書籍になることはすごくうれしいです」と感慨深そうにした。続けて「自分自身を見つめ直すきっかけになったなと思います。うそ偽りなく、自分をさらけ出した」と思いを語った。
タイトルの「GIFT」に込めた意味として「たくさんの方から愛をいただいているなって感じていて、愛の形を自分の成長、半生を知っていただいて、夢を与えるきっかけになればなって」と明かした。
8年連続でダンス世界大会に優勝するなど、日本のトップダンサーであるKENZOを形作るさまざまな要素が詰め込まれた一冊となっている。「ダンスってただ踊るだけ、身体表現をすれば、実になって返ってくるわけじゃない。人としてあるべき姿というか、体が身体言語なので、経験してきたこと全てが踊りに表れる。書籍をみて気づきだったりダンスの感覚が変わってきたりしてもらえたら。映画を見るとか、誰かと話すでもいい。ライフスタイルからダンスが構築されている」とダンスに対する持論を展開した。
2024年パリオリンピックでは「ブレイキン(ブレイクダンス)」が正式種目に採用された。世界のトップを知る男の極意が込められた一冊ということで、「世界を目指す方は必ずみてほしいです。ダンスの審査の基準がわかるんじゃないですかね。世界大会の審査の基準と、ダンスってどういうふうな感覚で評価しているのかなって。あとはジュニア教育の問題で、ただやらせる、一流のものを学ばせる以外のヒントがここに書かれている。金メダルには近くはなると思います」とアピールした。