■キム・ナムジュは6年ぶりドラマ復帰
「ワンダフルワールド」は、愛する息子を殺され人生が一変した女性ウン・スヒョン(ナムジュ)と、憎しみに囚われた孤独な青年クォン・ソンニュル(チャウヌ)が出会い、運命を狂わせていくヒューマンサスペンス。スヒョンの夫カン・スホをガンウが、スヒョンを実の姉のように慕うハン・ユリをセミが演じる。
主人公を演じるナムジュは今年デビュー30周年を迎えるベテラン俳優。今作が6年ぶりのドラマ出演となるが、この6年間は「子どもたちと非常に幸せな時間を過ごし、母としての生活を楽しんでいました」といい、ドラマ復帰した理由について「脚本に描かれている強い母性愛が私を説得しました」と打ち明けた。
一方、イ・スンヨン監督は主人公・スヒョンのキャスティングについて「理由がいらないようなキャスティングだったと思います。スヒョンという役に最も似合う繊細で深みがある演技ができるのはキム・ナムジュさんしかいないということで提案しました」と説明。彼女の演技について「本当に大げさでなく、驚きの連続でした。台本を解釈する力が本当に高くて、日に日に演技が深まって。撮影している時にも、もっとより多く作品に出演してほしいとお伝えしたんです」とも打ち明けた。
■チャウヌが驚いたキム・ナムジュの“神対応”とは
そんなナムジュとともに主演を務めたチャウヌは、現場で共演していた際に驚いたというナムジュのファン対応エピソードを披露。「野外で撮影していると通行人の方がいらっしゃるんですが、一度、先輩のファンの方がいらっしゃったんです。スタッフが『カメラに写り込むのでちょっと移動してください』と言ったら、ナムジュ先輩は『ご覧になるならここでお願いします』と言ってくださったんです」と、ナムジュ自らファンのため観覧スペースを作ったという。
「後輩として、ああいう振る舞いがカッコいいなと思いました」と語ったチャウヌ。ナムジュは「どうぞとは言ったんですが、その方が演技中ずっと視野に入っていたので気にはなりましたね(笑)。頭が真っ白になりました」と気さくに打ち明け、笑いを誘った。
チャウヌは「街中で撮影するので、住民の皆さんにご迷惑をおかけするかもしれないんですが、先輩がそういう風に対応してくださったので、和気あいあいとした雰囲気になりましたね」と、先輩俳優の気遣いを目の当たりにした撮影当時を振り返っていた。
「ワンダフルワールド」(全14話)はディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」のコンテンツブランド「スター」にて3月1日(金)以降、毎週金・土曜に新エピソードを配信する。