AKB48倉野尾成美(22)が9日、都内で主演映画「いちばん逢いたいひと」(丈監督、24日公開)完成披露上映会に出席し、初主演に際して、ある勘違いを明かした。
子供の頃に白血病を乗り越え、大人になって1人旅に出る楓役を演じたが、主演の話を受けた際に「小学生からやると思ってました」と笑顔で明かした。実際には子役が演じたが、丈監督も「スピンオフで(子ども役から)やろうか!」。共演の崔哲浩(43)からも「いけるんじゃない?」と突っ込まれ、「ちょっといけるかも? って思っちゃって(笑い)。大人役と聞いて、ホッとしました。勘違いして恥ずかしかったです」と頭をかいた。
今作の主演を倉野尾に決めたことに関して、丈監督は「霊媒師に頼みまして…(笑い)」と冗談を交えつつ「楓はとにかく、透明感があって、イメージがないまっさらな人を探そうと。でも新人だと主演の看板は重いかなと思ったので、もうすでにAKBとか坂道とか看板を背負っている人がいいかな? と。プロフィルを一通り見て、直感で決めましたが、僕の直感は当たりました」と白羽の矢が立った経緯を明かした。
共演の崔からも「読み合わせから声が凜(りん)としていて。優しくて、気遣いまでしてくれて。ベテランかと。地に足がついている希有(けう)な女優さんです」とたたえられ、終始照れていた。
倉野尾は「最初に(出演の話を)聞いた時は『本当に私?』という感覚で、今日までいます。自分自身も映画に携わることことがなかったので、初めての出演で主演ですが、メッセージ性もあって、できる限り一生懸命頑張りました。映画を通して知ることや、私も初めて知ったこともありました。まずは知ること。より多くの人に見てもらいたいです」と呼びかけた。
三浦浩一(69)大森ヒロシ(68)も出席。