新卒での就職活動と比べて、重視するようになったことや、企業を選ぶ視点に「変化があった」と回答した20代が8割を超えた。新卒の就職活動と比べて、重視するようになったことは「仕事内容」が最多。次いで、「自分自身の今後のキャリアビジョン」、「休日のとりやすさ・残業時間」が続いた。
社会人経験3年以上の「ヤングキャリア」と、社会人経験3年未満の「第二新卒」で回答がわかれた項目もあった。ヤングキャリアは、「年収や昇給・昇格ペース」37.0%の回答が第二新卒よりも多く、15.7ポイント高くなった。
第二新卒は、「企業文化・社風」22.2%の回答がヤングキャリアよりも多く、14.0ポイント高くなっている。ヤングキャリアは、年収や昇給・昇格のペースを重視し、第二新卒は社風やカルチャーフィットを重視していることがわかった。
また、転職先の企業で働きたい年数は、「不満が特にない限り、できるだけ長く働きたい」が63.7%で最多。転職先の企業で、長く働くことを希望する20代が6割を超える結果となった。一方、次いで回答を集めたのは、「4〜5年ほど」10.7%、「2〜3年ほど」9.0%となっており、転職先の企業で働きたいと考える期間も多様になっていることがわかった。
調査の背景として同社は「終身雇用が当たり前ではなくなりつつある今、働き手による主体的なキャリア形成への関心が高まっています。20代の中には、新卒での就職を『ファーストキャリア』と表現する人もいます。転職への関心が高まるなか、就職活動と転職活動では企業選びの視点に変化があるのか調査しました」とした。
■調査概要
・調査期間:2023年7月3日〜2023年7月16日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」サイト来訪者)
・有効回答数:541名
・調査方法:インターネットでのアンケート調査