吉本新喜劇の末成映薫(すえなり・ゆみ=76)主催の「生存確認ライブ・いこいの郷〜インガスンガスン〜」が14日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われた。
「出演者は全員が60歳以上」という異色の公演。藤山直美(64)中村美律子(73)西川きよし(77)西川ヘレン(77)月亭八方(75)内場勝則(63)池乃めだか(80)やなぎ浩二(81)島田一の介(73)佐藤武志(69)はじめ(60)未知やすえ(60)浅香あき恵(67)と、超豪華な顔ぶれ。
1部がおなじみ新喜劇、2部が歌謡ショー。
新喜劇では、末成が16歳の少女と90歳の女性の2役で奮闘。ラストで「最後まで誰も倒れることがなくてよかった。来年の第2回公演は、ここの全員いてるやろか?」と冗談まじりに締めくくった。
終演後、直美は「(吉本新喜劇への出演は)子役の時以来、58年ぶり。あのときは平参平さんとご一緒させてもらいました。きょうは円盤(かつら)を末成さんに借りて、一日このまま。楽しかった〜」とはしゃいでみせた。1部の本番中、やすえに言うべき「くそばば!」のキーワードをすっかり忘れていた八方に替わって急きょ、このセリフを言い渡す活躍も見せた。八方は「台本が届くのが遅くて覚えるヒマがなかった」と苦笑。
かつて新喜劇のマドンナだったヘレンは「私は56年ぶり。主人(きよし)と出会ったころを思い出します。来年も主人と元気で過ごすのが一番。100歳まで生きたいです!」と宣言した。


