女優の杏(38)が8日、都内で行われた映画「かくしごと」(監督関根光才)公開記念舞台あいさつに出席した。映画初主演となった映画「オケ老人!」以来、8年ぶりの主演作品となった。
「生きているだけで、愛」で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエーター関根監督待望の2作目となった本作。一つの「嘘」をきっかけにそれぞれの「かくしごと」が明らかになっていく、心揺さぶられるヒューマン・ミステリー。
ロングワンピースで登場した杏は、作品を見た観客に大きな拍手で迎えられると、満員の客席に目を向けながら「本当に万感の気持ちでございます」と、公開日を迎えた喜びを語った。
撮影は2年前で、共演した中須翔真の成長を「さっきまで映っていた中須君が大きくなって、皆さんビックリしてるんじゃない?」と杏。中須は身長が10センチほど伸びたという。「こんなに大きくなりました」と話し、二人で微笑みあった。
双子の女の子と、1児の男の子、3人の子供の母である杏。映画のタイトルにちなみ撮影時にそれぞれが抱えた“かくしごと”として「川遊びのシーンで本当に子供たちと川遊びをした」と明かした。杏の子供たちが撮影を見学に来ることができる唯一の日だったそうで、「楽しいシーンを撮った後に、私は(子供たちと)ピクニックしていました」と素敵な思い出を笑顔で振り返った。