「光る君へ」は大石静さんが脚本を手掛ける大河ドラマ第63作目。物語は平安時代が舞台。世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部(吉高由里子)の生涯を、きらびやかな貴族の世界や、心を寄せる最高権力者の藤原道長(柄本佑)との関係などを織り交ぜて描く。女性が主役の大河ドラマは2017年の「おんな城主直虎」(主演・柴咲コウ)以来7年ぶり。吉高は14年に同局の連続テレビ小説「花子とアン」で主演を務めている。
第2次出演者発表を受けて大石さんは「今回のキャスティングへの私の想いは、男性はフェロモン、女性は力強さでしょうか」と説明。「芝居のうまさは当然ですが…。道長の兄二人は、藤原三兄弟として道長と並んだ時の高身長、気品、色っぽさが売りです。井浦さん、玉置さんの個性の違う平安男子ぶりをご堪能下さい。さらに貴族社会の残忍さを代表する兼家(段田さん)の芝居は、きっとシビれるうまさだと思いますし、為時(岸谷さん)の不器用な父親の芝居も楽しみです。そして政の道具にされながらも、己の意志は貫こうとあがく詮子(吉田さん)の、憐れと強さに激しくゆれる芝居も、きっとスゴイと思います」と登場人物一人一人に大きな期待感を示した。
そして「ユースケ・サンタマリアさんの安倍晴明は、今は言えませんけど、今までの安倍晴明の印象を裏切るものとなる予定です。ファーストサマーウイカさんには会った途端、清少納言だと思いました。ステキな俳優陣に夢は膨らみますね」と安倍晴明像のサプライズも予告。大河初出演となるファーストサマーウイカの清少納言には大きな自信と期待を感じさせるコメントを寄せた。