将棋の21年度将棋大賞記録部門が1日までに出そろい、渡辺和史五段(27)が20連勝で初の連勝賞を獲得した。
20年度から年度またぎで19連勝を記録していた藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=は3月末までこの部門でトップを守っていたが、未放映棋戦を含め20連勝をマークしていた渡辺の数字が1日に公開され、藤井は4年前の29連勝以来となる連勝賞を惜しくも逃した。
初の名誉に輝いた渡辺はスポニチの取材に「あまり連勝を気にしていないのがよかった。連勝の原因は、びっくりするくらい何もないです」と笑顔をみせていた。
なお藤井は勝利数(52)対局数(64)で年度最多賞を獲得した。勝率・813は伊藤匠五段(19)に次ぐ2位。