お笑いコンビ・TKOが5日、大阪・梅田Lateralでトークライブ「喋るTKO」で、3年ぶりのコンビ復活を果たした。コンビでのトークイベントは6年ぶり。
大きな拍手に包まれて出てきた木下隆行と、木本武宏はしばらく無言。関係者も含めた100人弱の観客で満席の会場を見渡した木本は「すぐに言葉が出ません。本当にありがとうございます。この景色は一生忘れられない」と感慨深げ。木下も「(気持ちが)追い付いてない。この日を望んでた。不思議な気持ちです」と2人そろって深々と頭を何度も下げた。
木本は昨年7月に、総額7億円以上とも言われる巨額投資トラブル発覚直後「テレビは海外ドラマ見てた」と明かし、木下に「リア充」とつっこまれ苦笑い。さらに作品のタイトルが「リベンジ」だったと話し「ドラマが一番逃げられるやん」と、2020年3月、後輩へのパワハラで松竹芸能を退所した木下に同意を求めた。木下は「こんなコンビいない。2人とも不祥事起こすって。普通はどっちか。例がない」とこぼし、客席の笑いを誘った。
また、5日放送のフジ系バラエティー番組「ワイドナショー」(日曜・前10時)でフライング発表した47都道府県コントツアーについても、木本が「経費を考えてホテルは相部屋」と提案。木下は「夜中に隣で投資の話せんといてや」と自虐ネタで軽妙なやりとりを繰り広げた。
休憩を挟んで行われたアンケートに答える質問では、巨額投資トラブル発覚後に激励してくれた先輩の話題に。木本は「(明石家)さんまさんから『とりあえずサウナ行こう』って。『いや、整ってる場合じゃないんです』とか。ハイヒールのモモコさんも『こんな風に話すけどいい?』って。事務所違うのに」と感謝した。
木下はパワハラ発覚後、今田耕司に焼肉につれて行ってもらった当時を思い出し「今田さんはめっちゃ怒ったんです。『ペットボトル投げてええけど地面やろ。顔に投げるってなんやねん。お前は100間違ってるからな』って。でもタクシー用意してくれて。あんなにタクシーで泣いたことはない」と振り返った。木本も「あの時は今田さんが『本気で怒ったから。回りに怒る人おらんやろ。木下はおれが怒るから、お前は支えてやれ』って言ってくれた」と明かした。
最後には2人でデビュー当時にしていた「僕たち2人でTKO」の自己紹介RAPを披露し、観客も動画撮影で参加。次回3月5日に、同所でのトークライブ開催も発表され、大きな笑いで1時間40分の再起ライブを締めくくった。