瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」キャプテンの今村美月(24)が31日、広島県・広島国際会議場フェニックスホールで卒業コンサートを開催した。
2017年3月に加入し、20年1月に二代目キャプテンに就任。全シングルでの選抜入り、歌やダンスでの高いポテンシャルで圧倒的なパフォーマンスを魅せるなど、グループを支えてきた。
自身のペンライトカラーであるピンクと紫で会場が染まる中、今村は「笑顔で楽しんでいきましょう!」の呼びかけると、センター曲「サングラスデイズ」で幕を開けた。
セットリストはSTU48でやり残してきたことを全てやることと、アイドルをやり切るという2つのコンセプトで組まれた。〝STU48を制覇〟〝思い出の楽曲〟〝アイドルをやり切る〟などのテーマ分けされたブロックで構成され、今後のグループを考える今村の愛情が込められた。
卒業生の田中皓子、土路生優里も登場し、3人のユニット〝とろみちゅこっこ〟で「誰かといたい」を披露。本編最後には、今村が「みんなへの思いを乗せて選んだ楽曲です」とコメントすると「大好きな人」を披露し本編は幕を下ろした。
アンコールでは、ドレスに身を包んだ今村がステージ中央に立ち「今日までのメロディー」をソロで歌唱。卒業スピーチでは、思い出に目を潤ませながらも凛とした表情で「こうして7年間、ずっと夢見てきたアイドルを、このSTU48でかなえることができて、本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。こうして7年を経て、こんなにすてきな場所で、こんなにすてきな皆さんとアイドル人生の最後を迎えられたことが、私にとって本当に人生の財産になりました」と感謝した。
今後も芸能活動は継続する意向。「これからまた皆さんといつかまた会えるように、私も頑張っていきますし、これからのSTU48を、いちファンとして、いち盛大なファンとして、たくさんたくさん応援していきます。たくさんのアイドルさんの中から私を見つけてくださって、応援してくださって本当にありがとうございました!」とファンに伝えた。
また、今村はSTU48の三代目の新キャプテンについて「これから8年目に突入するSTU48、岡田あずみちゃんに仕切っていただきたいと思います!」と発表。2・5期研究生(4月1日から正規生)の岡田あずみは「今日まで研究生として活動していたので、STU48が7周年を迎え、8年目を迎えるこのタイミングで私がキャプテンになることに正直、怖い気持ちや不安な気持ちがあります。先輩方が作ってくださったこのSTU48が大好きで、だからこそSTU48を大切に守ってもっと大きなグループに、もっとすてきなグループに、これからをつないでいけるようなキャプテンになりたいと思います」と力強く宣言した。