◆東京女子プロレス「SUMMER SUN PRINCESS24」大会 ▽プリンセスタッグ選手健試合30分1本勝負 〇遠藤有栖、鈴芽(20分19秒 ティアドロップ→体固め)荒井優希、宮本もか●(20日、東京・後楽園ホール、観衆873人)
名古屋・栄を拠点に活動するSKE48の選抜メンバーでプロレスラーとしても活躍中の荒井優希が宮本もかとの“もかゆきタッグ”で、プリンセスタッグ王座(王者組は鈴芽&遠藤有栖=でいじーもんきー)に挑んだが、惜敗。試合後、荒井は今後も宮本とのタッグ継続を熱望した。
現在、インターナショナル・プリンセス(IP)王座を保持。3度の防衛に成功している荒井だが、今回、「ここで満足せず、もっと高みを目指したい」と2冠獲りに挑戦。タッグ王座挑戦をアピールした宮本に呼応し、今回のタッグ王座へのチャレンジに至った。この4選手はともに1998年度生まれの同学年。新世代同士による王座戦となった。
試合は目まぐるしい一進一退の攻防が続いたが、久しぶりのタッグとは思えぬ好連係も披露した荒井組。荒井が鈴芽に新人賞を繰り出し、宮本は遠藤をネックブリーカーの体勢に入ると、荒井がFinally(カカト落とし)を叩き込む。しかし、遠藤が荒井を抱え上げ、鈴芽が合体式フェースクラッシャーを決めて荒井を排除。宮本はエルボー連打、ゼロ戦キックとたたみかけたが、最後は遠藤がキャメルクラッチで絞り上げ、宮本からギブアップを奪った。
激闘後、荒井は「もかさんが『初めてベルト巻くとき、荒井さんとだったらうれしい』と言ってくれたのがうれしくて。だから2人でチャンピオンになりたいって思っていたので悔しくて」とポツリ。
「負けちゃった瞬間、最初に思ったのが、また2人で挑戦したいってことだったので。今日はでじもんが強くて届かなかったので、またパワーアップしてベルトを獲りたい。でじもんとはもちろん、いろんなタッグと戦っていきたい」と宮本とのタッグ継続を明言した。
その上で「久しぶりにチャレンジャーという立場になってみて、挑戦者でいる自分が好きだなって思って。だけど、チャンピオンベルトも持っているので、これを落としたくない気持ちが一番ですけど。これからも攻めの姿勢で頑張っていきたい」と前を向いていた。