タレント、ｒｙｕｃｈｅｌｌ（りゅうちぇる、２７）が１０日、自身のユーチューブチャンネルに新たな動画を投稿。自身の性に悩んだ学生時代を振り返り、涙を流す場面があった。
動画は「『性』に悩んだ学生時代」という題で配信された。沖縄出身のｒｙｕｃｈｅｌｌは自身の学生時代について、「いえい！って感じの子でした」と体の前でピースサインをつくり、ギャルっぽい感じだったと明かし、「ああいう子がいたらホント目立つじゃないですか。ましてや男の子で。すごく目立っていたと思います。良くも悪くも」と回顧した。
ただ、イジメに発展することはなかったという。ｒｙｕｃｈｅｌｌ自身、学生時代は気が強かった方で、からかわれた際には「だまれ！！！」と突き放していた。自身の性について、教師や友達も理解する一面があり、「すごく恵まれていたという風に思います」と語った。
しかし、ある日、母に「私は男性が好き」と打ち明けたところ、反応がいいものではなかった。「（母に）『育て方を間違えた』って言われて。でもお母さんの気持ちもわかるし、自分が憎かった。シングルで頑張って育ててくれたのに、本当に大好きなのに、自分の生まれ持ったセクシュアリティーのことで『育て方を間違えた』と言われたら、やっぱりすごく寂しくて悲しかった。捨てられると思ったので、『うそだよ。男の人が好きって言ったけど、うそだよ』って、めちゃ笑顔でごまかして…」と続けた。
学校に行くのが嫌になりつつなったとき、そんな母からドライブに誘われた。母は「沖縄はとても暖かくていいところだけど、とても狭いところ。りゅうは東京に行きたいんでしょう？ 海越えたらとても広い世界が待っているからさ」と、この世界が人生のすべてじゃないと諭してくれたという。この話をしているうちに、ｒｙｕｃｈｅｌｌは涙。「ママが強くしてくれた」と母に感謝し、「思っているよりも世の中は広いから大丈夫」と自身に言い聞かせるように、視聴者にも呼びかけた。
