OSKの翼和希、「ブギウギ」橘アオイ役を射止めるまでを告白「バチバチのスーツに髪の毛をリーゼントで固めて・・・」

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月〜土曜前8・0)に出演して話題を呼んだOSK日本歌劇団の翼和希が3日放送のNHK FM「望海風斗のサウンドイマジン」(日曜後9・0)に出演。朝ドラ出演の秘話を語った。

翼は劇中、ヒロインのスズ子(趣里)が所属していた梅丸少女歌劇団のトップスター、橘アオイ役を好演。元宝塚トップの望海は「目の前に本物の翼和希さんが」。翼も「目の前に望海風斗様が」と対面を喜んだ。

望海から朝ドラの反響を聞かれた翼は「(放送を見て)まずはどなたでしょうこの人から始まったみたいで、気になった方が調べてくださってOKSの存在を知っていただいて」と説明。「放送が始まってから、お仕事をご一緒する方々からはなぜか最初、身構えていらっしゃるところがあって。私自身が橘さんみたいなちょっとピリッと怖いみたいなイメージを持たれている方がいらっしゃって、だいたい皆さんに普段からああいう怒り方されますかという質問をされることが多くて。あれほどエネルギーを使う怒り方はしませんとお伝えしてるんですけど。ご覧になってる方はそのイメージが強いらしくて、結構そういうイメージを持たれている方が」と役の反響を語った。

「ブギウギ」のヒロイン・スズ子はOSK出身の笠置シヅ子さんがヒロインのモデルになっており、翼はもともとヒロインのオーディションを受けていたという。「笠置シヅ子さんは華奢で小柄な方で(最初に受験した)宝塚に縁がなくてというエピソードを聞いたことがあって、そうなんやと思って。自分がもしヒロインをいただけたらと考えたときに、私はわりと男役でがたいもいいし、これが基準で華奢だったら、周りの人がすごくマッチョな方しかいれないんじゃないかなって。私はまずヒロインは向いてないと思って」と早々にヒロインはあきらめたという。だが、オーディションを受験するにあたり、「何かしら、笠置さんの後輩として、(例えば劇中で)戸棚の上をすって指で拭いて『汚れてんで』の一言だけでもいいから、そういうお役でもいいから、ちょい役でもいいから何かいただけたらいいなという爪痕、傷跡を何でもいいから残せたらいいなという気合で、バチバチのスーツに地下鉄の風でなびかないくらい髪の毛をリーゼントで固めて、束で髪の毛が動くくらいのスプレーを振りまくって行って」と振り返った。

オーディションは3人1組で2つの役を代わる代わる演じる課題があり、「茨田りつ子とスズ子のような先輩歌手と子持ちの歌手のやりとりみたいなのがあって、バチバチスーツのリーゼントで赤ちゃんを抱っこして、どないしたん何で泣き止まへんのとやったりして(笑)」。アドリブで演じ続けたり、演技のトーンの変更を突然求められることもあったようで、「即座に対応するっていう、黒だったものを白に変えるくらいのもので臨んだりとかができたのは、劇団に入っていてよかったなと思いました。何よりスタッフさんがめちゃくちゃ優しかった。これは舞台だと思って皆さんにお楽しみいただける感じでやろうと思って。謎の関西人の血が騒いだのか、笑いを取りに行こうとした結果・・・。それがよかったのかどうかわからないですが、ご縁をいただけたのでありがたかったです」と語った。

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