NHKの林田理沙アナウンサー(34)が29日、キャスターを務めた「ニュースウオッチ9」(月〜金曜後9・0)に生出演。番組を卒業した。新年度から伊藤良司記者と「サタデーウオッチ9」(土曜後9・0)を担当する。
田中正良記者(57)から「新年度はサタデーウオッチ9ですね」と紹介されると、林田アナは「そうですね。土曜の夜、皆さんと一緒に今とこれからを考える、ニュースや情報のつなぎ手になれる、そういう案内人を目指して、精いっぱいお伝えをしていきたいと思います。すてきな1週間を迎えられるように頑張ります」と気持ちを新たにしていた。
新年度から「ニュースウオッチ9」は星麻琴アナ(32)と広内仁記者、佐藤真莉子記者が担当する。2006年の番組開始以来、記者出身のキャスター2人が同時に起用されるのは初となる。社会で複雑な問題が多発する中、取材現場でつちかった専門性を生かし、ニュースをより多角的に伝えるためという。
佐藤記者はTBSの営業局を辞めた後、中途採用で2011年に入局。最初の赴任先、福島局で東日本大震災が起きた。自らも福島・南相馬市で被災し、現地の取材を重ねたという。その後は警視庁捜査1課も担当した。
■林田 理沙(はやしだ・りさ) 1989(平成元)年12月19日生まれ。長崎県出身。東京芸大音楽学部卒、東京芸大大学院音楽学専攻修了。2014年にNHKに入局。長崎局、福岡局を経て東京アナウンス室に異動した18年4月から2年間「ブラタモリ」と「NHKニュースおはよう日本」を担当。その後は「首都圏ネットワーク」「NHKニュース7」のキャスターを務めた。